後半はどちらが上位なのかと思えるほど...
2023年10月28日、清水がIAIスタジアム日本平で熊本と対戦。今季J2も残り3試合というタイミングで残留を争う熊本との一戦はそう簡単ではないゲームと予想できたが、ホームチームは立ち上がりから複数のチャンスを作った。
流れの中からはもちろん、セットプレーでもあわやゴールかという場面を演出。試合への入り方は悪くない印象だった。4分のヘディングシュートをはじめ、17分までに5回もシュートチャンスを作ったのだから、ほぼ一方的な展開とも言えた。
そして26分には乾の巧みなドリブル、パスから最後は中山がコントロールショットで先制弾。打っても入らないような流れになりつつあったなかでのゴールは、価値あるものだった。
前半、目を見張ったのは清水エスパルスのプレス。前線から連動して相手を追い込む戦いぶりは見事で、それが試合の流れを呼び込む一因だった。
「前半、相手はできることがなくなっていた」
白崎がそうコメントしたとおり、試合の主導権を握っていたのは明らかに清水だったのだ。
惜しむらくは、前半終了間際の失点。熊本にあまりチャンスを与えていなかっただけに、なんとも勿体なかった。ただ、セットプレーでのマークの甘さは前半途中から露呈していたので、清水は弱点を突かれたとの見方もできるだろう。その点で不運な失点ではなかった。
流れの中からはもちろん、セットプレーでもあわやゴールかという場面を演出。試合への入り方は悪くない印象だった。4分のヘディングシュートをはじめ、17分までに5回もシュートチャンスを作ったのだから、ほぼ一方的な展開とも言えた。
そして26分には乾の巧みなドリブル、パスから最後は中山がコントロールショットで先制弾。打っても入らないような流れになりつつあったなかでのゴールは、価値あるものだった。
前半、目を見張ったのは清水エスパルスのプレス。前線から連動して相手を追い込む戦いぶりは見事で、それが試合の流れを呼び込む一因だった。
「前半、相手はできることがなくなっていた」
白崎がそうコメントしたとおり、試合の主導権を握っていたのは明らかに清水だったのだ。
惜しむらくは、前半終了間際の失点。熊本にあまりチャンスを与えていなかっただけに、なんとも勿体なかった。ただ、セットプレーでのマークの甘さは前半途中から露呈していたので、清水は弱点を突かれたとの見方もできるだろう。その点で不運な失点ではなかった。
迎えた後半、予想もしなかった展開になる。熊本の守備陣が整備されたなか、56分、清水は平川に逆転弾を蹴り込まれると、続く67分には伊東に強烈なミドルを叩き込まれたのだ。いずれも中盤でのつなぎのミスからで、その原因となったホナウド、カルリーニョス・ジュニオはともに失意の様子だった。
1-3になった以降も清水は細かいパスミスが目立ち、なかなか決定機を作れない。ゴール前にボールを入れても熊本の分厚い壁に弾き返されるシーンが多く、それを眺めていた清水のファン・サポーターはストレスを溜めていたに違いない。
前半はあれだけ試合を支配していた清水が、ひとつの失点をきっかけに崩れる。後半はどちらが上位なのかと思ってしまうほど低調なパフォーマンスだった。
「試合の主導権を握っていたのに、気づいたら逆転されていた」
白崎の言葉が、この試合の展開を如実に物語っていた。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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1-3になった以降も清水は細かいパスミスが目立ち、なかなか決定機を作れない。ゴール前にボールを入れても熊本の分厚い壁に弾き返されるシーンが多く、それを眺めていた清水のファン・サポーターはストレスを溜めていたに違いない。
前半はあれだけ試合を支配していた清水が、ひとつの失点をきっかけに崩れる。後半はどちらが上位なのかと思ってしまうほど低調なパフォーマンスだった。
「試合の主導権を握っていたのに、気づいたら逆転されていた」
白崎の言葉が、この試合の展開を如実に物語っていた。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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