現地時間10月21日に開催されたプレミアリーグ第９節で、アーセナルは同じロンドンを本拠地とするライバル、チェルシーと敵地で対戦。２点のビハインドを負うも、終盤の連続得点で２－２のドローに持ち込み、今季リーグ戦の無敗を堅持した。

　反撃を呼び込んだのが、今夏に加入以来、印象的な活躍を続けているデクラン・ライスだ。０－２で迎えた77分、相手守護神ロベルト・サンチェスのパスを敵陣ゴール前でインターセプトすると、がら空きとなっていたゴールにダイレクトで叩き込んだのだ。

　チームはこの豪快な一撃で俄然勢いに乗り、直後に途中出場のレアンドロ・トロサールが同点弾を奪った。

　クラブ公式サイトによれば、ライスは試合後、「みんなが（デイビッド・）ベッカムのドキュメンタリーのについて話していて、昨晩初めて見たんだ。最初の２、３クリップはウィンブルドン戦で、ハーフウェイラインからゴールを決めたシーンだ。そこから多くを学んだよ」と説明。スーパーゴールの裏にはスーパーレジェンドの存在があったと明かした。
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「昨夜見て、そして今日シュートを打って、ゴールを決めたなんて、奇妙な感じだよ。息を吹き返すきっかけとなる特別なゴールになった。シュートを打ち続けないとね。シュートを打てば、得点に繋がるんだ！」

　魔法のような右足で魅了したイングランド代表の先達のように、ライスは正確無比なキックで世界中のファンを虜にできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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