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圧巻6連勝の森保Jにちらつく不安要素。「史上最強」の評価は逆に危険? 好スタート→頭打ちで停滞期という負のサイクルは避けたい

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年10月19日

8試合を消化し、6勝1分1敗の好成績

チュニジアを下して怒涛の6連勝を達成。今の森保Jは向かうところ敵なしだが...。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 今年3月に新体制が発足し、6・9・10月と4回の活動を終えた第二次森保ジャパン。ここまで8試合を消化し、6勝1分1敗という好成績を収めている。

 6月のエルサルバドル戦以降は6連勝。この6試合で計24ゴールと圧倒的な攻撃力を示しており、11月から始まる2026年北中米ワールドカップのアジア2次予選、来年1~2月に控えるアジアカップに向けて、不安など、まったくないようにも思えてくる。

 しかしながら、過去の歴史を振り返ると、新チーム発足直後にロケットスタートを切った日本代表は、途中で頭打ちになり、停滞期に直面するという嫌な傾向がある。

 顕著な例と言えるのが、2014年ブラジルW杯に向けて2010年秋に立ち上がったザックジャパンだ。

 2010年南アフリカW杯16強の立役者となった本田圭佑、長友佑都(FC東京)、長谷部誠(フランクフルト)、川島永嗣らを軸に据えたチームは、いきなりアルゼンチンを撃破。2011年アジアカップも優勝し、今と同じように「史上最強」と称された。
 
 香川真司(C大阪)や内田篤人、吉田麻也(LAギャラクシー)らも欧州で実績を積み上げ、確かにW杯予選までは危なげない戦いを見せていた。

 だが、2013年にコンフェデレーションズカップで惨敗してから急激に低迷。そこから大迫勇也や山口蛍(ともに神戸)ら若い世代を抜擢したが、本大会までには間に合わなかった。メンバー固定のマイナス面が如実に出たのが、この時のチームだったと言える。

 翻って今の森保ジャパンを見ると、当時より選手層がかなり厚くなっている分、スタメンが毎回、同じというわけではない。実際、三笘薫(ブライトン)や鎌田大地(ラツィオ)、堂安律(フライブルク)ら2022年カタールW杯の主力級が不在だった10月シリーズでは、久保建英(レアル・ソシエダ)や旗手怜央(セルティック)が確実に穴を埋めており、2列目のアタッカーは選び放題だ。

 DF陣に関しても、冨安健洋(アーセナル)と中山雄太(ハダ―スフィールド)の復帰で一気に安定感が増した。板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(アル・ラーヤン)も計算できるし、町田浩樹(ユニオンSG)も高さと左利きという点で、今後も使える局面が広がっていくだろう。

【動画】チュニジア戦、古橋&伊東の鮮烈フィニッシュ
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