チュニジア戦のサイドチェンジは美しいプレーだった
旗手怜央が新たな日本代表でのポジションで、圧巻のパフォーマンスを見せた。
日本代表は10月17日、国際親善試合でチュニジアと対戦し、古橋亨梧と伊東純也のゴールで2-0の快勝。これで6月のエルサルバドル戦(6-0)から6連勝を飾った。
好調を続ける裏で、今回の10月シリーズ2連戦は、左サイドの本職が不在に。三笘薫は体調不良ため代表不参加となり、中村敬斗はカナダ戦で負傷。チュニジア戦でその穴を埋めたのが旗手だった。
自クラブのセルティックでは、インサイドハーフでプレーする25歳は、この日は左サイドハーフを務め、23分にはペナルティエリア左からシュートを放つなど、立ち上がりから積極性を見せる。
その2分後には、自陣左サイドでのビルドアップのシーンで、相手のプレッシングを受けてパスコースがなくなった味方をフォロー。ダイレクトでグラウンダーの鋭いサイドチェンジを供給すると、右サイドを走っていた伊東純也の足もとにしっかりと収まり、チャンスに繋げた。とても美しいプレーだった。
またトップ下の久保建英、ボランチの守田英正との連係も良く、2人とのパス交換やワンツーから抜け出して、何度もクロスを供給。サイドだけではなく、中央にスペースがあれば、カットインして相手のDF陣を混乱させていたし、守備での懸命なプレスバックも効いていた。
【PHOTO】日本代表のチュニジア戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人に“7点”の高評価。MOMは2点に絡んだMF
日本代表は10月17日、国際親善試合でチュニジアと対戦し、古橋亨梧と伊東純也のゴールで2-0の快勝。これで6月のエルサルバドル戦(6-0)から6連勝を飾った。
好調を続ける裏で、今回の10月シリーズ2連戦は、左サイドの本職が不在に。三笘薫は体調不良ため代表不参加となり、中村敬斗はカナダ戦で負傷。チュニジア戦でその穴を埋めたのが旗手だった。
自クラブのセルティックでは、インサイドハーフでプレーする25歳は、この日は左サイドハーフを務め、23分にはペナルティエリア左からシュートを放つなど、立ち上がりから積極性を見せる。
その2分後には、自陣左サイドでのビルドアップのシーンで、相手のプレッシングを受けてパスコースがなくなった味方をフォロー。ダイレクトでグラウンダーの鋭いサイドチェンジを供給すると、右サイドを走っていた伊東純也の足もとにしっかりと収まり、チャンスに繋げた。とても美しいプレーだった。
またトップ下の久保建英、ボランチの守田英正との連係も良く、2人とのパス交換やワンツーから抜け出して、何度もクロスを供給。サイドだけではなく、中央にスペースがあれば、カットインして相手のDF陣を混乱させていたし、守備での懸命なプレスバックも効いていた。
【PHOTO】日本代表のチュニジア戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人に“7点”の高評価。MOMは2点に絡んだMF
確かに、自らの縦への突破で局面を打開する力は、三笘や中村ほどはないかもしれない。しかし、旗手がチュニジア戦で見せた、上手く周囲を使いながらゴールに迫るプレーは、これまでの森保ジャパンではあまり見られなかったサイド攻略の形だった。
今の日本は、縦への突破力がある三笘と伊東の両サイドが、大きな武器になっている。ただ、旗手が左サイドで味方を使いながら崩すことで、相手もそれだけ人数をかけて守らなければならず、つり出されて空いた逆サイドのスペースを伊東が狙う、そんな攻撃のオプションも状況によっては使い分けができそうだ。
旗手はもともとFWのプレーヤーで、川崎フロンターレ時代には4-3-3のウイングや、左サイドバックを務めていた時期もあり、当時はポリバレント性が注目を集めていた。セルティックに移籍してからは徐々にポジションも固定されていったが、その能力は非常に貴重だ。
11月から始まるワールドカップ・アジア2次予選は、長距離移動や現地の環境面などの影響で選手のコンディション調整が難しい。そのため、特定のポジションにこだわらない旗手の存在は、森保ジャパンにとって重要なピースになりそうだ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
久保建英は“10番ポジション”が似合う。鍵はボランチのサポート。いかに前向きにプレーさせるか。守田英正も確信「あいつは前にいたがるし、そのほうが活きる」
「日本より優れた結果を残した」日韓のチュニジア戦を韓国メディアが比較!「ソン・フンミンがいなかったにもかかわらず…」
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旗手はもともとFWのプレーヤーで、川崎フロンターレ時代には4-3-3のウイングや、左サイドバックを務めていた時期もあり、当時はポリバレント性が注目を集めていた。セルティックに移籍してからは徐々にポジションも固定されていったが、その能力は非常に貴重だ。
11月から始まるワールドカップ・アジア2次予選は、長距離移動や現地の環境面などの影響で選手のコンディション調整が難しい。そのため、特定のポジションにこだわらない旗手の存在は、森保ジャパンにとって重要なピースになりそうだ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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