セルティックは９月29日、旗手怜央と新たに2028年までの５年契約を結んだとを発表した。

　夏に古橋亨梧や前田大然との契約を延長したセルティックだが、去就が騒がれていた旗手とは新契約に至っていなかった。だが、残留が決まってからは延長交渉の再開が報じられ、直近で合意も近いと伝えられていた。

　契約を延長したことで、グラスゴーでの日々が長くなるとは限らない。ただ、契約期間が延びたことで、来年夏も去就が騒がれた際、セルティックがより多額の移籍金を要求できるとの見方は強い。

『football.scotland』によると、レンジャーズOBのバリー・ファーガソンも、『GO Radio』で「素晴らしいビジネスだと思う。確かに出だし（の旗手）は良くなかったが、試合ごとにどんどん調子を上げている。そしてこの契約で投資が守られる」と話した。

「今季この調子を続ければ、セルティックは最高の金額を得られるだろう。彼にはあらゆる資質がある。ピッチを動き回り、パスがうまく、ハードワークするし、ゴールも決められる。セルティックは優れた選手を手に入れるたびに、どこかで放出するだろう。彼がそういった類の選手なのは確かだ」

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　さらに、ファーガソンは「プレミアリーグで簡単にプレーできるのは疑いない。どれくらいの価値？　1500万ポンド（約27億円）を見ているだろう。特に契約を結んでからはなおさらだ」と続けている。

「現代のMFはアスリートでなければいけない。そして彼はそういう選手だ。本当に彼には感銘を受けているよ」

　開幕当初、旗手をベンチスタート起用としたブレンダン・ロジャース監督は、去就問題の影響があったことを示唆している。新契約を結んだことで、改めてプレーに専念できる旗手のこれからのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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