イギリスサッカー界を代表するレジェンドの賛辞は、古橋亨梧のすごさを改めて知らしめている。

　古橋は９月３日、スコティッシュ・プレミアシップ第４節のレンジャーズ戦で、前半終了間際に決勝点となるゴールを挙げた。今季リーグ戦４試合で３点目となるゴールだ。

　アンジェ・ポステコグルー監督が退任し、ブレンダン・ロジャース監督が就任したことで、チーム戦術のプレースタイル、ひいてはゴール数への影響が騒がれていた古橋。だが、今季も量産といえるペースで得点を挙げており、昨季超えを期待する声も少なくない。

　スコットランドの英雄で、セルティックやリバプールで活躍したレジェンドのケニー・ダルグリッシュ氏は、日本代表FWがポステコグルー時代に安価で加入したこともあり、歴史的なヒット補強だと主張した。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、同氏は『Sunday Post』紙で「キョウゴの決勝点を称賛しなければならない。見事な一発だった」と述べている。

「いかにワンダフルな才能かを再び認めさせてくれたね。400万ポンド（約７億2000万円）くらいの移籍金だった。この1000年のお買い得補強の１人だ」
【動画】レンジャーズ相手に古橋亨梧が圧巻のゴラッソ

　御年72歳のレジェンドはさらに、「レンジャーズ戦でもセルティックは優勝候補と示した。簡単にタイトルを諦めることはない、とね」と、古巣が今季も活躍すると太鼓判を押した。

「クオリティと勝者のメンタリティを持つ選手がたくさんいる。カラム・マグレガー主将を筆頭に、成功するために必要なことを分かっているんだ」

　ダルグリッシュ氏のコメントを伝えた『67 HAIL HAIL』は、「怪我をしなければ、セルティックは常に試合に勝たせてくれる選手がいるようなものだ」と古橋を称賛。次は欧州の舞台で活躍してほしいと期待を寄せている。

「昨季はフラストレーションとなったチャンピオンズ・リーグのグループステージで自分にできることを示すのが、次の課題だ」

　夏に契約を延長した絶対エースが、グラスゴーのファンを沸かせ続けるのを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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