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「いつも通りの自分でいたい」トップ昇格内定の新潟U-18石山青空、ビッグスワンのピッチに立つために今、重視していること

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年08月28日

相手の前へのベクトルを折るプレー

すでにプロの舞台を経験している石山。ハードワークやボール奪取が魅力のMFだ。写真:安藤隆人

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「ユースでは誰よりもハードワークができる選手にならないと、話にならないと思っています」

 茨城県の流通経済大学グラウンドで、8月25日から27日までの3日間で開催されたアディダスフェスティバル2023。流通経済大柏との最終戦を終えたアルビレックス新潟U-18のMF石山青空はこう口にした。

 彼は今年3月に2種登録選手としてルヴァンカップのアビスパ福岡戦でトップデビューを果たすと、4月にはトップ昇格が発表された。豊富な運動量をベースに突破力とパスセンスに秀でた石山の主戦場はトップ下だったが、今年からチーム事情でボランチをこなすようになり、トップチームでもボランチとしてトレーニングすることが増えた。

 流通経済大柏戦でも前半はトップ下でボールを集約し、後半はボランチとしてセカンドボールの回収とディフェンスラインからのパスを受けて前へ運ぶプレーを見せた。際立っていたのは、ボールに関わり続け、相手の前へのベクトルを折るプレーだった。

 前半から相手の激しいプレッシャーを受け、かつ連戦の疲労も重なり終始押し込まれる苦しい展開でも、トップ下では連続してプレスをかい潜りながら、味方がボールを出せるポイントに入ってパスを引き出すと、キープしながら、味方の上がる時間を作ってカウンターの起点を作り出した。
 
 後半もまったく落ちない運動量を駆使して、ボランチとして徹底したセカンドボールの回収と、相手の前線からのプレスに苦しむ守備陣に前半同様に逃げ道を作り出しながら、ボールを引き出し続けた。

 さらにボールを自ら奪ったり、パスを受けたりすると、前半のようなボールキープではなく、相手の中盤のラインをブレイクするドリブルで持ち上がるなど、後ろ向きになりがちな味方のベクトルを必死で前に向けさせた。

 試合は1-3で敗れたが、ピッチ上を縦横無尽に躍動する背番号10の存在感は際立っていた。

「今日は最終日でみんな疲れもあったし、動きも重かった。相手の迫力もあったので僕のところでテンポを作らないと、いくらボールを回すという僕らのスタイルを出そうとしても、プレスで圧倒されたり、つなげてもただ回させられている状況に陥ったりしてしまうと思いました。なので、相手の嫌がるようなテンポの変化を自分が入れることを考えて、運動量を上げて、積極的にボールに関わって、テンポアップを図りました」

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