ここ２シーズンで圧倒的な強さを誇っただけに、サポーターの不満は高まっている。

　セルティックは８月26日、スコットランドリーグの第３節でセント・ジョンストンと０－０で引き分けた。古橋亨梧がフル出場し、前田大然もスタメンに名を連ねたが、得点を挙げるには至らず。最下位相手にホームで２ポイントを逃した。

　リーグカップでキルマーノックに敗れ、まさかの早期敗退で２年連続国内３冠の可能性が消滅したばかりのセルティックにとって、リーグ戦でも結果が出なかったのは痛手だ。

　地元メディアによると、一部サポーターは試合後、チームに強烈なブーイングを浴びせた。だが、セルティックの宿敵レンジャーズのOBで元スコットランド代表のニール・マッキャンは、ブレンダン・ロジャース体制になって日が浅いことを考慮すべきとの見解を示した。

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『footballscotland』によると、マッキャンは『Sportscene』で「ファンは今のセルティックが違うことに慣れなければいけないと思う」と話している。

「ダイゼン・マエダが右でヤン・ヒョンジュンが左だった。マット・オライリーには、決められなかったが３回チャンスがあった。ファンが不満なのはプレーにあると思う。少しスローで動きがないときがある。だが、違うチームなんだ。まだ土台がつくられていない上に家を建てることは期待できない」

　マッキャンは「このチームは多くの変更があった。監督が望んでいるように機能していないことは明らかだ」と続けている。

「セルティックで（前回在任時に）ロジャースがどれだけ成功したかを思い出すべきだ。かなりのブーイングがあったことは分かっている。カップ戦敗退で再び３冠を達成する機会を逃したこともあったかもしれない。だが、ロジャース体制で成功するにはまだフィットすべきことがたくさんあるんだ」

　指揮官交代で時間が必要なのは言うまでもない。だが、国内で常に一定の結果を求められるのも避けられない。ロジャースは悪い流れを断ち切り、早急に立て直すことができるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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