現地時間８月19日、リバプールはプレミアリーグ第２節でボーンマスとホームで対戦。開始３分で先制を許すも、その後にルイス・ディアス、モハメド・サラー、ディオゴ・ジョッタと先発した３トップが揃ってゴールを決め、３－１で快勝を収めた。

　注目を集めているのが、前日にシュツットガルトから電撃加入した遠藤航が、ピッチに入る直前のシーンだ。

　背番号３に声が掛かったのは、アレクシス・マカリステルが一発退場となった直後の60分。指示を受け、緊張の面持ちでピッチ脇でデビューの瞬間を待っていると、FKの流れでジョッタがチーム３点目をゲット。途中出場間際にリードが再び２点に広がった。

　横にいたユルゲン・クロップ監督は喜びを嚙みしめるが、遠藤の表情はまだ硬い。そんな様子を見た指揮官は頷きながら、遠藤の元へ。「お前なら大丈夫だ」とでも伝えたのだろうか、大きめのジェスチャー付きで何やら声を掛けると、がっちりとハグをし、送り出したのだ。

　この愛情たっぷりの一部始終がクラブ公式SNSで公開されると、たちまち大反響。ファンから興奮のコメントが続々と寄せられている。
【動画】ワタル、お前なら大丈夫だ！クロップ監督が投入直前に見せた激熱ハグ

「最高に気合入るわ」
「クロップ好きだわー」
「デビュー前の不安な時に監督からこれされたらもう吹っ切れる」
「選手の内心を一瞬で察して、緊張に理解を示した上で『信じてる！お前はやれる！行ってこい！』って送り出す。クロップって良い監督だな」
「クロップが慕われる理由」
「彼は真のロールモデルだ」
「私も抱きしめてほしい」
「ユルゲンともう１人の日本人選手の物語の始まり」

　ドルトムント時代にクロップ監督と共闘した香川真司（現セレッソ大阪）は、「航はクロップが間違いなく好きなタイプ。全然やれると思う」と太鼓判を押す。日本代表のキャプテンはその言葉通り、名将と絶大な信頼関係を築けるか。30歳での新たな挑戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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