なでしこジャパンは、女子ワールドカップのグループステージでザンビアに５－０、コスタリカに２－０、スペインに４－０と３連勝を飾り、首位突破。ラウンド16ではノルウェーを３－１で下す。だが準々決勝でスウェーデンに１－２で敗れ、大会を後にした。

　本稿では、世界に舞台に挑んだ23選手について、今大会のパフォーマンスを５段階（S、A、B、C、D）で評価した。フィールドプレーヤーは全選手が出場。２選手を「S」評価とした。

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【GK】
１　山下杏也加［評価］A
　５試合で３失点は上々の出来。加えてノルウェー戦、スウェーデン戦では山下ならではのビッグセーブも披露した。最終ラインへの指示も的確だった。

21　平尾知佳［評価］－
　出番なし。ベンチから率先して声をかけ、チームを鼓舞する動画を作成するなど、チームを下支えした。

18　田中桃子［評価］－
　出番なし。GK３人で切磋琢磨し、練習時には好セーブも連発。平尾とともに動画を作成した。

【DF】
２　清水梨紗［評価］A
　ノルウェー戦では勝ち越し弾を決めるなど、高い攻撃意識が結果に結びついた。持ち前の運動量も健在だ。

３　南　萌華［評価］A
　３バック左で全５試合にフル出場。グループステージでは緩めの芝にパスがブレるシーンもあったが、対人守備では安定していた。ノックアウトステージでは大柄な北欧勢を相手にも負けていなかった。
 

４　熊谷紗希［評価］B
　３バック中央で全５試合にフル出場。キャプテンシーと大きな声で最終ラインを統率した。ただ、もともとの高い期待値に応えられたかと言えば疑問が少なからず残り、及第点止まりとした。

５　三宅史織［評価］B
　コスタリカ戦で３バック右を務める。日本がボールを保持する展開で、得点に結びつくパスを出すなど攻撃性能を発揮した。出番はその１試合に限られた。

12　高橋はな［評価］A
　スペイン戦から３バック右で３戦連続で先発に定着。アグレッシブで身体を張った守備を披露した。コミュニケーション力も高く、不出場時からチームを支えていた。

19　守屋都弥［評価］C
　コスタリカ戦とスペイン戦を合わせて計30分ほどの出場。得意のクロスをアピールする場は限られた。

23　石川璃音［評価］B
　初戦で３バック右に抜擢された。高い身体能力を発揮し、無失点勝利に貢献。ビルドアップ時に荒削りな部分はあったが、今後につながる貴重な経験を積んだ。

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