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「特別な存在だと...」桐光学園のサイドアタッカーコンビ齋藤俊輔&松田悠世。なぜ2人は“最高のパートナー”となれたのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年08月07日

2人のコンビネーションの根元にあるのは…

桐光学園の齋藤(左)と松田(右)。ともにインターハイでインパクトを残した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[インターハイ決勝] 桐光学園2(6PK7)2明秀日立/8月4日/花咲スポーツ公園陸上競技場

 2度目の全国制覇は目の前で潰えてしまったが、桐光学園が見せたサッカーには素晴らしいものがあった。なかでも松田悠世と齋藤俊輔の両サイドアタッカーは、大会を通じて最もインパクトを残したコンビと言っていいだろう。

 右サイドのレフティー松田と左サイドの齋藤。低い重心から生まれる爆発的な初速と天性のボディーバランス、細かい両足のタッチを駆使してどんどんカットインを仕掛けていく松田と、背筋がスッと伸びた状態で広い視野を持ちながら直線的なドリブルを見せる齋藤。同じドリブラーでも個性がはっきりと違う彼らは、お互いを理解し合う最高のパートナーでもある。松田は齋藤をこう語る。

「同じドリブラーで当然ライバル意識はありますが、プライベートは仲良しなんです。お互い言いたいことを言い合えるし、齋藤が活躍すれば素直に嬉しいし、かつ『俺ももっと頑張らないといけない』と思えるんです」
 
 一緒にいる時間が長く、それぞれの性格もドリブルの特徴も理解しているのが、2人のコンビネーションの根元にある。

「(松田)悠世は一人で何人もはがせるので、彼がボールを持ったら僕はなるべくサイドに張ったり、悠世がカットインを仕掛けて相手が食いついた瞬間を狙って裏に抜け出したりして、サイドチェンジやスルーパスが出せるように動きます。もし、自分の近くで仕掛けてきたコースを開けるスクリーンをしたり、ワンツーができるようにしたりできるポジションをとります」

 こう齋藤が語るように、松田のドリブルがオンになった瞬間、斎藤は複数人が食いついて生まれる裏のスペースを狙ったり、サイドバックやボランチ、トップ下がインナーのスペースを使えるようにワイドに張り出したりする。さらに「悠世が複数人抜いたら、中が開くのでクロスを合わせにいくことも考えている」と、フィニッシャーとしての選択肢も持って動いている。
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