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インハイ王者・明秀日立のMF吉田裕哉は攻守で絶大な存在感。冬の選手権に向けた課題は?「もう一個、横などを見て...」【総体】

カテゴリ:高校・ユース・その他

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年08月06日

萬場監督は「あれくらいはやってもらわないと困る」

インターハイ初優勝に大きく貢献した吉田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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「うちの司令塔なので、あれくらいはやってもらわないと困るぞと、ずっと思っている」

 今夏のインターハイで初優勝を飾った明秀日立(茨城)の萬場努監督は、MF吉田裕哉への厚い信頼を、そう表現する。

 1回戦で静岡学園、3回戦では青森山田と、全国屈指の強豪校を次々に撃破して勝ち上がったチームのなかで、吉田は全6試合でスタメン出場を果たし、戴冠に貢献。大会の優秀選手に選ばれた。

 そのプレーは、攻守両面で際立っていた。豊富な運動量と的確な予測を駆使してセカンドボールを回収すると、自慢のキープ力を活かしたドリブルや絶妙な縦パスで、チャンスを演出。中盤で絶大なる存在感を放った。

 決勝戦後、取材に応じた吉田は、己を磨いてきた過程を明かした。

 攻撃については「中学校の頃からボールを失わない練習をしています」、セカンドボールの確保は高校入学後、「1年生の頃から伊藤(真輝)コーチに口酸っぱく言われてきて、3年間かけてやってきました」と振り返る。
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 全国の大舞台で鍛錬の成果を発揮した。その手応えを、こう語る。

「今年に入ってインターハイまでは、静岡学園や青森山田といった高校年代のトップレベルのチームと試合する機会は、そんなになかったんですけれど、今大会を通してトップ・オブ・トップの選手に対して、やれることも多いと実感できました」

 個の能力を存分に見せつけたが、優先すべきはチームだ。報道陣から、優秀選手選出の話を振られると、「そこは自分としては、そんなに関係ない。チームが勝てたのが一番嬉しいです」と断言した。

 その言葉通り、献身的なプレーも魅力だ。準決勝の日大藤沢(神奈川)戦では、広範囲のプレスが目を引いた。

「相手のアンカーが低い位置に落ちるので、そこに自分がプレスに行くよう指示を受けていました。そこに行って引かせても、キーパーも上手いので、良い配球をされる。キーパーにもプレスをかけて、良い配球をさせない意識でした。1個で止まるのではなくて、2個行って、少しでもズラそうとしました」
 
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