パワーとスピードを駆使してサイドで違いを作り出す
リオネル・メッシやカリム・ベンゼマ、セルヒオ・ブスケッツら一時代を築き上げた稀代の名手たちがクラブサッカーの第一線から退いた。その一方で、彼らからバトンを引き継ぎうるスター候補生も続々と出現している。
とはいえ玉石混交のタレント群の中から“本物”を見極めるのは容易ではない。そこで今回は欧州現地の事情通たちに特別な才能を持った若手5人の選出をオーダー。2002年以降に生まれた“トップランナー”をリーグごとに紹介していく。
第5回はリーグ・アン編(選出対象は22-23シーズン終了時にリーグ・アンのクラブに所属していた02年以降生まれの選手)だ。
●海外識者が選出した新世代の出世頭
・ヌーノ・メンデス(パリSG/ポルトガル代表)
・エリ・ワイ(モンペリエ/フランスU-21代表)
・エリエス・ベン・セギル(モナコ/フランスU-19代表)
・ラヤン・シェルキ(リヨン/フランスU-21代表)
・マロ・ギュスト(チェルシー/フランスU-21代表)
とはいえ玉石混交のタレント群の中から“本物”を見極めるのは容易ではない。そこで今回は欧州現地の事情通たちに特別な才能を持った若手5人の選出をオーダー。2002年以降に生まれた“トップランナー”をリーグごとに紹介していく。
第5回はリーグ・アン編(選出対象は22-23シーズン終了時にリーグ・アンのクラブに所属していた02年以降生まれの選手)だ。
●海外識者が選出した新世代の出世頭
・ヌーノ・メンデス(パリSG/ポルトガル代表)
・エリ・ワイ(モンペリエ/フランスU-21代表)
・エリエス・ベン・セギル(モナコ/フランスU-19代表)
・ラヤン・シェルキ(リヨン/フランスU-21代表)
・マロ・ギュスト(チェルシー/フランスU-21代表)
22-23シーズンのリーグ・アンで「最優秀エスポワール賞」(最優秀若手賞/エスポワールは希望の意味)に輝いたのがパリSGのメンデスだ。パワーとスピードを駆使し、巧みにスペースを使ってチームプレーに際立った違いを作り出した。
その真骨頂が生き生きと発揮されたのが、チャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦(グループ最終節)だ。途中出場から最初のボールタッチでネットを揺らし、自身のCL初ゴールを決めてみせたこの一瞬に、クオリティーのすべてが凝縮されていた。
テクニック的にもフィジカル的にも弱点らしい弱点は見当たらず、そのポテンシャルは無限とさえ言える。ただ、故障を繰り返している点だけは気がかりだ。パリの夜遊びが理由だとすれば、すぐに見直すべきだ。
シーズンでもっとも美しいゴールに与えられる「ジュスト・フォンテーヌ賞」を受賞したのは、モンペリエのワイだった。その珠玉のゴールは、12節リヨン戦で決めた見事なオーバーヘッド。このリヨン相手には、34節の試合で4ゴールという離れ技もやってのけた。
最終的にリーグ・アンでは19ゴールを挙げ、20歳以下で20ゴールというエムバペ以来の記録は惜しくも逃したとはいえ、同年代の選手の多くが数字や記録の統計データ上にまだ存在すらしていないことを考え合わせると、この若きアタッカーの卓越ぶりが分かろうというものだ。
スピードがあり、器用さも持ち合わせ、フランス代表の一員となるためのすべてを備えていると言えるだろう。
【PHOTO】2023年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
その真骨頂が生き生きと発揮されたのが、チャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦(グループ最終節)だ。途中出場から最初のボールタッチでネットを揺らし、自身のCL初ゴールを決めてみせたこの一瞬に、クオリティーのすべてが凝縮されていた。
テクニック的にもフィジカル的にも弱点らしい弱点は見当たらず、そのポテンシャルは無限とさえ言える。ただ、故障を繰り返している点だけは気がかりだ。パリの夜遊びが理由だとすれば、すぐに見直すべきだ。
シーズンでもっとも美しいゴールに与えられる「ジュスト・フォンテーヌ賞」を受賞したのは、モンペリエのワイだった。その珠玉のゴールは、12節リヨン戦で決めた見事なオーバーヘッド。このリヨン相手には、34節の試合で4ゴールという離れ技もやってのけた。
最終的にリーグ・アンでは19ゴールを挙げ、20歳以下で20ゴールというエムバペ以来の記録は惜しくも逃したとはいえ、同年代の選手の多くが数字や記録の統計データ上にまだ存在すらしていないことを考え合わせると、この若きアタッカーの卓越ぶりが分かろうというものだ。
スピードがあり、器用さも持ち合わせ、フランス代表の一員となるためのすべてを備えていると言えるだろう。
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