またもや荒れた試合になったようだ。

　U-24韓国代表は６月19日、敵地でU-24中国代表と対戦。フレンドリーマッチ２連戦の２戦目は、０－１で敗れた。

　３－１で勝利した１戦目では、FWのオム・ウォンサンが相手選手との接触で負傷。韓国メディア『My daily』は「理解不能な少林サッカーに韓国の戦士が倒れた」などと中国のプレーを痛烈に批判していたが、２戦目もタフな戦いだった。

『エクスポーツニュース』は「少林サッカーを超えた『殺人サッカー』だった」と強い口調で書き出し、「国内の視聴者が見るのが気の毒なほど、中国の乱暴な反則に太極戦士たちが倒れて、負傷した日」と続ける。
【動画】「少林サッカーを超えた『殺人サッカー』だった」と韓国メディアは怒り！ U-24中国戦ハイライト
　オム・ウォンサンの負傷を「不幸」としたが、それでも「19日の試合に比べれば何でもないような気がするほどだった」という。

　同メディアによれば、試合の立ち上がりから韓国は中国の手荒いプレーに苦戦したようだ。

「15分、フライブルクのチョン・ウヨンが中国選手のターゲットになった。中国のチュ・チュンジエは、チョン・ウヨンの右足首にタックルを仕掛け、チョン・ウヨンがこれを避けると左足首まで打撃し、ついに彼を倒した。
 

　その後、チュ・チュンジエは足の裏を高く上げ、チョン・ウヨンは転がりながら、２分くらい経ってからやっと起き上がった」

　その３分後には、空中戦で相手選手と競り合ったチョ・ヨンウクがピッチに倒れる。「左腕の痛みを訴えて泣き叫んだ」というチョ・ヨンウクは結局、途中交代となり、パク・ジェヨンが投入された。

　さらに中国のアグレッシブな戦いは続いたようで、記事では「相手はコ・ジェヒョンの右足をほぼ下半身全体を使ってタックルした」「コ・ヨンジュンは右足を押しつぶされ、PKが与えられそうだったが、中国の主審は知らんぷり。コ・ヨンジュンはが足を引きずって交代を余儀なくされた」と伝え、「ファンの言葉を失わせる試合。殺人サッカーの前に勝敗は重要ではなかった」と綴る。

　その他のメディアでも、「中国の危険なプレーは続き、週末のKリーグを準備するチームの心配は大きくなった」（大邱MBC）、「何の収穫もなく、結果も良くなく、負傷者が続出した」（ファイナンシャルニュース）、「荒いタックルの前で準備したサッカーができなかった」（スポーツワールド）などと報道。現役時代はJリーグでも活躍したファン・ソンホン監督は「負傷者が出て残念だ」とコメントした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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