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「カウンターでしっかり仕留める」シュツットガルト主将の遠藤航が語るプレーオフ2戦目のゲームプラン【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2023年06月05日

2部のクラブにとっては鬼門

キャプテンとしてシュツットガルトを牽引する遠藤航。(C)金子拓弥

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 MF遠藤航、原口元気、DF伊藤洋輝と3人の日本人選手を擁するシュツットガルトはレギュラーシーズンを16位で終え、2部3位のハンブルガーSV(HSV)との昇格/降格プレーオフに回った。

 この入れ替え戦はタフだ。とくに2部3位クラブが苦戦する顕著な傾向がある。その大きな要因のひとつとして挙がるのは年間予算――とくに人件費――の差。1部と2部のクラブのそれには大きすぎる隔たりがある。

 それを端的に示すのが選手の推定市場価値。シュツットガルトの合計額はブンデスリーガで12番目の1億1100万ユーロ(約155億4000万円)で、HSVのそれは約3分の1の3700万ユーロ(約51億8000万円)に留まる。

 戦力差がこれだけ大きいのだから、2部のクラブにとってプレーオフは鬼門だ。この入れ替え戦が再導入された09年以降、昇格を果たした2部3位クラブは14年間で3例しかない。

【動画】第1レグのハイライトはこちら!
 その3例目となったのが19年のウニオン・ベルリンだ。当時はアウェーゴール2倍のルール廃止前で、第1レグを2-2で終えると、ホームでの第2レグを0-0でしのいだことで昇格を果たした。そして、その時に降格の憂き目に遭った1部16位クラブがシュツットガルトだった。

 こうした史実はドイツメディアから格好のネタにされがちだ。「かつて負けたことがあるという事実がプレッシャーになるのではないか」といった声が出てくるのである。そんな指摘に冷静に対処してみせたのが遠藤だ。入れ替え戦ファーストレグのスタジアムマガジンにインタビューが掲載されていて、まさにそのことについて尋ねられた一節があった。

「(影響は)ないです。2019年のことを知る選手はいまのチームに誰もいませんから。長年のファンやスタッフにとってはネガティブな思い出として刻まれているかもしれませんが、僕らにはないし、それが影響することはありません」
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