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坂本一彩や福田師王の先発起用も一案。運命のイスラエル戦、冨樫ジャパンはどのように立ち向かうか【U-20W杯】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年05月27日

中2日の連戦で疲労の色は濃い

イスラエル戦に臨むU-20代表。勝てば自力でGS突破が決まる。写真:松尾祐希

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 イスラエル戦はノックアウトステージ進出を懸けた大一番だ。

 現地時間5月27日、U-20ワールドカップのグループステージ第3節がアルゼンチンのメンドーサで行なわれる。若き日本代表は現在1勝1敗のグループ2位。勝利を挙げれば自力でグループステージ突破を決められる状況にある。

 引き分けの場合は、コロンビア対セネガルの結果次第。日本が勝点1を積み上げ、セネガルが引き分け以下なら2位抜けとなり、勝利を掴めば得失点差の勝負となる。

 また、3位以内は確定するため、他グループの3位の上位4か国に入れば、ノックアウトステージ行きが決まる情勢だ。一方、イスラエルに敗れた場合は3位以下となり、セネガルが勝利した場合は4位で敗退となる。

 イスラエルはU-19欧州選手権で2位に入っており、準決勝ではフランスを倒し、決勝ではイングランドを延長戦まで追い詰めた。今大会もコロンビアとの初戦でバチバチやり合い、先制点を奪っている。南米のチームに対しても互角以上の戦いを見せており、チーム力は侮れない。

 日本と同じ4-2-3-1が基本布陣で、コレクティブなチーム。加えてサイズもあり、球際に強い。個々の能力も高く、最前線のダヴィド・テルグマンは187センチの大型FWで、ターゲットマンとして危険な存在。ボランチのタイ・アベドはPSVのアンダーカテゴリーでプレーしており、強さと展開力を兼ね備えた中盤の要人だ。
 
 そうした難敵に対し、日本はどのように立ち向かうのか。

 現状、日本に離脱者はおらず、順調にトレーニングを消化している。しかし、中2日の連戦をこなしているとあり、疲労の色は濃い。冨樫剛一監督が「疲労しているのは確かだし、移動もあるので、それは致し方のないこと」と話す通り、チームは2戦目の翌朝に移動しており、かなりハードなスケジュールで臨まなければならない。

 コロンビアとの第2戦では、初戦のセネガル戦から先発メンバーを1人しか代えていない。コロンビア戦で今大会初先発したボランチの山根陸(横浜)も初戦で後半開始からピッチに立つなど、チーム全体で選手たちのプレー時間に偏りが出始めている。

「まず、セネガル戦の戦い方、あるいは勝点の計算で、その次と考えていたので、こういう起用になっている」と指揮官は話すが、不安は残る。

【PHOTO】松木玖生やチェイス・アンリらが絶妙ポージング! U-20日本代表 公式ポートレートギャラリー
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