現地時間４月26日に開催されたプレミアリーグ第33節で、冨安健洋（怪我のため欠場）が所属する首位のアーセナルと、勝点５差で２試合消化が少ない２位のマンチェスター・シティが、後者の本拠地エティハドで激突した。

　開始７分、ハーランドの完璧なポストプレーからデ・ブライネが持ち上がり、そのまま絶妙なフィニッシュ。注目必至の超ビッグマッチで、シティがいきなり先制点を挙げる。

　直近５年で４度のリーグ制覇を誇る王者は、26分にもハーランドのパスからデ・ブライネが抜け出すが、ホワイトの決死のブロックに阻まれる。直後にハーランドがゴール至近距離から放ったシュートもGKラムスデイルの好守に遭う。

　劣勢のアーセナルは、35分にウーデゴーのパスから、トーマスがペナルティエリア手前で右足を一閃。初めてシュートらしいシュートを放つが、曲がり切らず、枠の右に外れる。

　迎えた45分＋２分にはシティが貴重な追加点をゲット。デ・ブライネのFKからストーンズがヘッドでネットを揺らすと、一度はオフサイドで取り消されたものの、VARチェックの末に得点が認められた。
 

　シティの２点リードで折り返すと、53分にハーランドに三度決定機が到来。ラムスデイルと完全に１対１になるが、モノにできない。それでもその１分後、ショートカウンターからハーランドのラストパスを受けたデ・ブライネが再びゴールを奪い、ホームチームが３－０とする。

　かなり厳しい状況となったアウェーチームは、60分に２枚替えを敢行。マルチネッリとジャカを下げ、今冬に加入したトロサールとジョルジーニョを送り込む。

　ただ、流れは変えられず時間だけが経過。フラストレーションが溜まるなか、75分にはトーマスがグリーリッシュと衝突し、一触即発の状態に。両者に揃ってイエローカードが提示された。その後、86分にホールディングが右足で叩き込み、ようやく１点を返すも反撃はそこまで。

　後半アディショナルタイムにハーランドがとどめの一撃を突き刺し、首位攻防戦に４－１で圧勝したシティが、２試合消化が少ないなかで勝点差を２に縮め、３連覇に大きく前進した。一方、痛恨の完敗を喫し、４戦未勝利となったアーセナルは19年越しの覇権奪回に向けて大ピンチだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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