現地時間４月26日に開催されたプレミアリーグ第33節で、２位のマンチェスター・シティは首位のアーセナルとホームで対戦。４－１で快勝を収め、２試合消化が少ない状況で勝点差を２に縮めた。

　圧巻のパフォーマンスでライバル粉砕の立役者となったのが、ケビン・デ・ブライネだ。開始７分にドリブルからの鮮烈ミドルで先制点を叩き込めば、45分＋２分にはピンポイントクロスで追加点をアシスト。そして仕上げは54分、今度は巧みな股抜きショットを炸裂させ、主導権を完全に手繰り寄せるチーム３点目を挙げた。

　英公共放送『BBC』によれば、デ・ブライネは試合後に「ビッグゲームだったと思う。その試合での勝利は常に重要だ。多くの人がタイトルについて言うけど、僕らはとにかく良いパフォーマンスをすることに集中していたなかで、その通りになったよ」と満足気にコメント。そのうえで、大声援を送り続けたサポーターにこう感謝を示した。

「ここ数年で大きく変化している。信じられないほど素晴らしい雰囲気だ。彼らは我々を前進させるのに大いに助けになっている。５万人の観客がフィールドを背にしてジャンプしているのを見れば、相手にも何か伝わるはずだ」
【動画】マンC看板デ・ブライネのレベルが違う２ゴール

　一方で、「前半は本当に良かった」「もっと得点できたはずだ」とも口にする。

「後半は五分五分の展開になったが、相手にあまりやらせなかった。彼らは一流のチームであり、対戦するのは難しい。今日はベストの状態で臨まなければならなかった」

　リーグ戦の残りは７試合。「色々な出来事が起こり得る。シーズン終盤なので、どの試合も勝たないと。もし今日負けたら、相当きつかった。僕らは本当に良いプレーをした」と語るベルギーの至宝は、シーズン終了まで別格の存在感を放ち続け、チームに栄光をもたらせるか。

　プレミアリーグ３連覇のみならず、それぞれ準決勝、決勝まで勝ち進んでいるチャンピオンズリーグとFAカップの制覇にも大きな期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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