[ルヴァン杯・第３節] 湘南３－０清水／４月５日／レモンガススタジアム平塚

　清水エスパルスは、ルヴァンカップのグループステージ第３節で、アウェーで湘南ベルマーレに０－３で敗戦。３日に就任した秋葉忠宏新監督にとっての初陣は、完敗に終わった。

　それでも、後半から守備の戦術を“オールコートマンツーマン”に変更したチームは、推進力を増した。秋葉監督は試合直後、後半に奮闘した選手を「誇らしく思った」と熱い口調で称賛した。

　そんな新指揮官に対して、選手はどのような印象を持っているのか。

　右のウイングバックとしてスタメン出場して、後半は「なかなか今までやったことのないポジション」であるトップ下に入った西澤健太は、こう振り返った。

「すごく自由にやらせてもらって、自分が良ければチームも回るし、良くなければ回らない。そこに、すごく信頼を感じる。ここから、もう一回僕が成長していくために、秋葉さんの求めることを体現する。さらに、そこに自分の良さを加えていくのを、もう一度思い出せた」
 

　また、ボランチを務めた宮本航汰は、日程の都合上、戦術の完璧な落とし込みは難しいとしたうえで、こう分析する。

「秋葉さんが求めていることは、結構シンプルだと思うので。それを100％試合で出せるように、１人１人がやらないといけない」

　さらに、61分に左サイドハーフとして投入された北川航也は、「分かりやすいといえば、分かりやすい」と感想を語る。そして、「自分のストロング（ポイント）に合っている所でもあるので、前向きの守備をした方が乗っていく」と歓迎した。

　８日には、ホームに東京ヴェルディを迎える清水。秋葉監督が掲げる“超アグレッシブ”なサッカーで、今季のJ２初勝利を目ざす。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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