心から応援しているからこそ、期待しているからこそ、厳しい物言いとなった。

　元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルでセルティックの古橋亨梧に檄を飛ばした。

　先日のスコットランド・リーグカップ決勝では、宿敵レンジャーズを相手に２得点の活躍ぶりで大会連覇に貢献した古橋。今季はここまで公式戦で35試合に出場し、24得点・４アシスト。リーグ戦では19ゴールで得点ランキングのトップを走る。

　欧州を舞台に躍動する28歳FWに関して、闘莉王氏はそのハイパフォーマンスを認めつつ、やや語気を強めてこう言う。

「悪いけど、喝を入れなきゃいけない！」

　クラブレベルではすでに実力を証明済み。それを代表のピッチでも見せてほしいと切に願っている。

「代表で活躍してくれないと。もう28歳。ピークにきてる。セルティックでの活躍はもう十分。これからは代表で活躍してくれないと。ちょっと気合いを入れてもらわないと困りますね」

　闘莉王氏は「ちょっと怒らせてもらいますよ」と止まらない。「古橋のような選手が代表で活躍してもらわないと。少しいただけないです」とまくしたてる。

「代表で全然活躍してくれてないし。正直なところ、ヘボの１人でもおかしくないんでね。代表で活躍してもらわないと、良い選手としては認められない」
 

　セルティックでどれだけ際立っていても「セルティックで暮らすわけではない」として、「日本の皆さんにちゃんと覚えてもらうには、代表で少なくとも50ゴールぐらい決めてもらわないといけない」とリクエストする。

　2026年の北中米ワールドカップを見据えて、日本の絶対的なエースになるために。闘莉王氏は「日本代表のユニホームを着た時に、ちゃんとビビらないで頑張ってくれること」を強調。「それだけですよ。日の丸にビビってるだけ。十分な能力と活躍できるパワーを持っている。日本代表のユニホームを着た時に、なんか重たく感じるのかな」と歯がゆい思いがあるようだ。

　最後に闘将は次のようにエールを送った。

「古橋、コノヤロー。本当に頑張ってくれ！ 俺の期待を裏切るな！ ヘボって言われるな！ 頼む！ 期待しているんだから。今までのプレーを見ているとね、あなたがエースにならなきゃいけない。頼むぞ。日の丸をつけて、頑張ってほしい。重たく感じるな！」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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