【チーム採点・寸評】
浦和　６
勢いに乗った時は手を付けられないぐらい凄まじい攻撃を披露。ただ主力を欠いたとはいえ、公式戦８試合連続で失点を喫した守備面は不安を抱えたまま。

神戸　５
前田投入後に一時持ち直し、石津は獰猛なプレーでポテンシャルの高さを示した。ただ、守備陣は総じて出来が悪かった。

【J１マッチレポート】浦和×神戸

【J１ PHOTOハイライト】浦和 ５-２ 神戸＆鈴木啓太 引退セレモニー

【浦和｜採点・寸評】
GK
１　西川周作　６
渡邉や石津の決定的なシュートを止めるなど、この日も“大仕事”を見せた。イエローカードを受けた６分のプレーは、下手をすれば一発退場。そうなっていたら、チャンピオンシップ準決勝には出られなかった。
 
DF
２　加賀健一　5.5（75分OUT）
粘り強い守備から２点目につなげるなど貢献。しかし足を傷め、無念の途中交代に。

17　永田 充　4.5
痛恨の判断ミスからボールを奪われ、森岡にゴールを決められた。
 
５　槙野智章　6.5
渡邉のシュートを完璧にブロックするなど１対１の守備が冴えた。攻撃参加から柏木の３点目をアシストした形は見事だった。
 
MF
３　宇賀神友弥　6.5
指揮官も「パーフェクト」と認めた３点目の起点になる。“元気なプレー”が戻ったのは、CSへ向けてプラス材料。
 
８　柏木陽介　７
ボールを持つと、チームの攻撃のスイッチが入る。槙野のクロスから利き足とは逆の右足で貴重な３点目を奪う。ただスペースを使われて与えた失点の場面は課題か。

 22　阿部勇樹　６
ピンチになりかけそうな場面で身体を張り防波堤となった。
 
24　関根貴大　７
サイドで対峙した相手との駆け引きに常に勝つ。先制点をアシストし、２点目につながる縦パスも放つ。

19　武藤雄樹　6.5
しっかりゴール前に詰めて先制点を奪取。チームに勢いをもたらした。
 
31　高木俊幸　６（59分OUT）
縦へのスピードを活かしてDFを振り切り、李の得点をアシスト。ただ、自身のシュートはゼロに終わってしまった。
 
FW
21　李 忠成　７
ボールが収まらない場面が続くなど、ブランクは感じられた。それでも１得点・２アシスト、他を含めると計４ゴールに絡み“これぞストライカー”という働きを見せた。
 
交代出場
FW
21　ズラタン　６（59分IN）
プレッシャーを掛けて、神戸のポイントとなっていた最終ラインのビルドアップを封じた。一時停滞した流れを再び良い方向に変えた。
 
MF
16　青木拓矢 6.5（71分IN）
リーグ戦最終戦で遅ればせながら、“移籍後初ゴール”。ダイナミックかつ鮮やかな一撃で、神戸を突き離した。
 
MF
７　梅崎 司　6.5（75分IN）
李との連係から、リーグ戦の最後を締めくくるとともに、相手の息の根を止める一撃を叩き込む。第１ステージに続き、“神戸キラー”ぶりを発揮。

監督
ペトロヴィッチ　6.5
那須、森脇、興梠が負傷離脱し、代表組も体調の不安を抱えるなか、チームのスタイルが浸透していることを示した。守備面では不安を残した。年間総勝点72は、06年と並びクラブ史上最多だ。