アイルランドの出足の速い守備に苦しめられ続けたボスニア。

一瞬の隙を見せてゼコの同点弾を許したことに悔いは残るが、アイルランドにとって引き分けは狙い通りの結果だろう。堅守ぶり、ハートの強さなど、伝統の持ち味は、今回のチームにも受け継がれている。 (C) Getty Images
現地時間11月13日、EURO2016予選プレーオフの第1戦が行なわれ、ボスニア・ヘルツェゴビナ(以下ボスニア)とアイルランドの一戦は、1-1のドローに終わった。
ボスニアはバジダレビッチ体制になってからは昇り調子。一方のアイルランドはこの試合でDFオシェイらが出場停止、さらにGKギブンも負傷欠場と主力を幾人も欠いており、戦前はホームチームが有利と見られていた。
序盤から、テクニックで勝るボスニアがボールを繋いで相手ゴールに迫ろうとするが、アイルランドは予選10試合で7失点という高い守備力をこの一戦でも発揮。厳しいチェックで、ボスニアに自由を与えなかった。
互いに堅守を披露し合い、なかなか相手ゴールに近づけなかった序盤。ファーストシュートが放たれたのは、11分になってからだった(ボスニアのピャニッチ)。
アイルランドの出足の速い守備に苦しみながらも、わずかな隙を突いて攻めるボスニアは、右サイドから好機を生み出し、この展開から22分にイビシェビッチ、28分にヴィシュツァ、32分にズカノビッチが惜しいシュートを放つが、得点には至らなかった。
対するアイルランドは、簡単にロングボール戦法には走らず、ドリブルとパスワークでボスニア守備陣を崩そうとするも、精度が低いためにチャンスを作れず、シュートらしいシュートなしに前半を終えることとなった。
後半もボスニアがボールをキープし、アイルランドが厳しい守備でこれに対応するという展開に変わりはなかったが、アウェーチームは前半よりもゴールに迫れるようになり、後半開始9分間で3本のシュートを放った。
スタジアムが霧に包まれるなか、ボスニアは各選手がテクニックでアイルランドの密着マークを振り切ろうとするが成功せず、徐々に攻撃は単調なものとなり、試合も膠着していく。
ゴールの予感が感じられない試合は、しかし82分から激しく動いた。まず、このまま終わっても御の字のはずのアイルランドがリードを奪う。右サイドから中央に切れ込んだブレイディがペナルティエリアに侵入して左足を一閃すると、グラウンダーのシュートがGKベゴビッチを破った。
前日のハンガリーに続き、またも不利を予想されたアウェーチームが先制。しかし、結末は違った。ボスニアはその3分後、右サイドを抜け出したヴラニェシュが入れたクロスにゼコが合わせ、すぐに追いついたのである。
再三の右サイドからの崩しが実ったボスニア。ヴラニェシュの動きとクロスの質、ゼコの反応は良かったが、アイルランドDF陣のゼコへの注意を一瞬逸らせることになったジュリッチの動きも見事だった。
試合はこのまま終了。引き分けという結果とアウェーゴールを得て自国に帰るアイルランドがやや本大会に近づいたが、ボスニアも土壇場でゴールを奪えたことは第2戦に向けての収穫だったと言えるだろう。
運命の第2戦は、3日後の11月16日に行なわれる。
【プレーオフのレギュレーション】
ホーム&アウェーで勝者が本大会に出場。2試合の合計得点が同じ場合はアウェーゴールの多いチームが勝利。アウェーゴールも並んだ場合は、第2戦終了後に15分ハーフの延長戦へ。ゴールを奪い合ってのドローの場合はアウェーチームの勝利。スコアレスドローの場合はPK戦を実施する。
ボスニアはバジダレビッチ体制になってからは昇り調子。一方のアイルランドはこの試合でDFオシェイらが出場停止、さらにGKギブンも負傷欠場と主力を幾人も欠いており、戦前はホームチームが有利と見られていた。
序盤から、テクニックで勝るボスニアがボールを繋いで相手ゴールに迫ろうとするが、アイルランドは予選10試合で7失点という高い守備力をこの一戦でも発揮。厳しいチェックで、ボスニアに自由を与えなかった。
互いに堅守を披露し合い、なかなか相手ゴールに近づけなかった序盤。ファーストシュートが放たれたのは、11分になってからだった(ボスニアのピャニッチ)。
アイルランドの出足の速い守備に苦しみながらも、わずかな隙を突いて攻めるボスニアは、右サイドから好機を生み出し、この展開から22分にイビシェビッチ、28分にヴィシュツァ、32分にズカノビッチが惜しいシュートを放つが、得点には至らなかった。
対するアイルランドは、簡単にロングボール戦法には走らず、ドリブルとパスワークでボスニア守備陣を崩そうとするも、精度が低いためにチャンスを作れず、シュートらしいシュートなしに前半を終えることとなった。
後半もボスニアがボールをキープし、アイルランドが厳しい守備でこれに対応するという展開に変わりはなかったが、アウェーチームは前半よりもゴールに迫れるようになり、後半開始9分間で3本のシュートを放った。
スタジアムが霧に包まれるなか、ボスニアは各選手がテクニックでアイルランドの密着マークを振り切ろうとするが成功せず、徐々に攻撃は単調なものとなり、試合も膠着していく。
ゴールの予感が感じられない試合は、しかし82分から激しく動いた。まず、このまま終わっても御の字のはずのアイルランドがリードを奪う。右サイドから中央に切れ込んだブレイディがペナルティエリアに侵入して左足を一閃すると、グラウンダーのシュートがGKベゴビッチを破った。
前日のハンガリーに続き、またも不利を予想されたアウェーチームが先制。しかし、結末は違った。ボスニアはその3分後、右サイドを抜け出したヴラニェシュが入れたクロスにゼコが合わせ、すぐに追いついたのである。
再三の右サイドからの崩しが実ったボスニア。ヴラニェシュの動きとクロスの質、ゼコの反応は良かったが、アイルランドDF陣のゼコへの注意を一瞬逸らせることになったジュリッチの動きも見事だった。
試合はこのまま終了。引き分けという結果とアウェーゴールを得て自国に帰るアイルランドがやや本大会に近づいたが、ボスニアも土壇場でゴールを奪えたことは第2戦に向けての収穫だったと言えるだろう。
運命の第2戦は、3日後の11月16日に行なわれる。
【プレーオフのレギュレーション】
ホーム&アウェーで勝者が本大会に出場。2試合の合計得点が同じ場合はアウェーゴールの多いチームが勝利。アウェーゴールも並んだ場合は、第2戦終了後に15分ハーフの延長戦へ。ゴールを奪い合ってのドローの場合はアウェーチームの勝利。スコアレスドローの場合はPK戦を実施する。

相手のチーム状況を考えても、第1戦は絶対にモノにしておきたかったボスニア。得点が必要な第2戦、アイルランドの鉄壁な守備を破るには、より創造性や意外性に富んだプレーが必要になるだろう。 (C) Getty Images