ヘリコプターを要求し、移籍が破談に!?
シーズン序盤は不安定な戦いが続き、一時はリュディ・ガルシア監督の解任説が真剣に取り沙汰されたローマ。しかしチームの形が定まったこの1か月ほどは、コンスタントに結果を積み重ねて首位戦線を賑わせている。
11月8日のローマ・ダービー(セリエA12節)は、危なげのない戦いぶりで宿敵ラツィオを2-0で下し、首位に並ぶインテルとフィオレンティーナを勝点1の差で追う3位をしっかりとキープした。
そのダービーでの追加点をはじめ、ここまでチームトップタイの公式戦7ゴールを挙げて攻撃を牽引しているのが、爆発的なスピードを活かしたカウンターアタックで敵の守備陣を恐怖に陥れるFWジェルビーニョだ。
かつてリーグ・アンのル・マン(現5部)とリールでも指導を受けたガルシア監督の熱心な誘いにより、アーセナルから加入して3年目。最初のシーズンは9得点・12アシストの活躍で2位躍進に大きく貢献したが、昨シーズンはムラの多いパフォーマンスに終始、わずか2ゴールに終わった。
とりわけ、1月から2月にかけて開催されたアフリカ・ネーションズカップでコートジボワール代表の一員として優勝を経験した後は、抜け殻のような状態でほとんど使い物にならず、今夏の移籍市場で放出要員となったのも当然のように思われた。
そのメルカートで一度はUAEのアル・ジャジーラに移籍が決まったものの、白紙撤回された。マスコミはその理由を、「ヘリコプターの常時待機とプライベートビーチ、大家族全員の住居、コートジボワールへの渡航費(回数無制限)などの全額負担という無茶な要求が原因」と面白おかしく書き立てた。
そうした経緯があっただけに、今シーズンは逆風の中でのスタートだった。そのうえ、序盤の数試合は先発出場のチャンスをもらいながら精彩を欠いた。それでも起用を続けたガルシア監督が「えこひいき」だとしてチーム内で反感を買った、という報道まで飛び出したほどだ。
しかし、試合を重ねてコンディションが上がるとともに、快足を武器に決定的な違いを作り出す場面が増えてきた。6節のカルピ戦からローマ・ダービーまでのセリエA7試合で、6得点・1アシストと絶好調だ。
これまではドリブルでゴール前まで持ち込んでも、最後のプレー選択を誤ったり、シュートが不正確だったりして、絶好のチャンスを逃すミスが多く、それが決定的な欠点だと指摘されてきた。それが、このところはGKとの1対1をしっかりと決める冷静さも備わってきている。
自分で決めようという意識が強いのは相変わらずで、同じく圧倒的なスピードを誇るモハメド・サラーがフリーで並走してきてもパスを出さずに自らシュートを打つケースが多い。とはいえ、ゴールを奪っている分には文句の付けようもないだろう。
11月8日のローマ・ダービー(セリエA12節)は、危なげのない戦いぶりで宿敵ラツィオを2-0で下し、首位に並ぶインテルとフィオレンティーナを勝点1の差で追う3位をしっかりとキープした。
そのダービーでの追加点をはじめ、ここまでチームトップタイの公式戦7ゴールを挙げて攻撃を牽引しているのが、爆発的なスピードを活かしたカウンターアタックで敵の守備陣を恐怖に陥れるFWジェルビーニョだ。
かつてリーグ・アンのル・マン(現5部)とリールでも指導を受けたガルシア監督の熱心な誘いにより、アーセナルから加入して3年目。最初のシーズンは9得点・12アシストの活躍で2位躍進に大きく貢献したが、昨シーズンはムラの多いパフォーマンスに終始、わずか2ゴールに終わった。
とりわけ、1月から2月にかけて開催されたアフリカ・ネーションズカップでコートジボワール代表の一員として優勝を経験した後は、抜け殻のような状態でほとんど使い物にならず、今夏の移籍市場で放出要員となったのも当然のように思われた。
そのメルカートで一度はUAEのアル・ジャジーラに移籍が決まったものの、白紙撤回された。マスコミはその理由を、「ヘリコプターの常時待機とプライベートビーチ、大家族全員の住居、コートジボワールへの渡航費(回数無制限)などの全額負担という無茶な要求が原因」と面白おかしく書き立てた。
そうした経緯があっただけに、今シーズンは逆風の中でのスタートだった。そのうえ、序盤の数試合は先発出場のチャンスをもらいながら精彩を欠いた。それでも起用を続けたガルシア監督が「えこひいき」だとしてチーム内で反感を買った、という報道まで飛び出したほどだ。
しかし、試合を重ねてコンディションが上がるとともに、快足を武器に決定的な違いを作り出す場面が増えてきた。6節のカルピ戦からローマ・ダービーまでのセリエA7試合で、6得点・1アシストと絶好調だ。
これまではドリブルでゴール前まで持ち込んでも、最後のプレー選択を誤ったり、シュートが不正確だったりして、絶好のチャンスを逃すミスが多く、それが決定的な欠点だと指摘されてきた。それが、このところはGKとの1対1をしっかりと決める冷静さも備わってきている。
自分で決めようという意識が強いのは相変わらずで、同じく圧倒的なスピードを誇るモハメド・サラーがフリーで並走してきてもパスを出さずに自らシュートを打つケースが多い。とはいえ、ゴールを奪っている分には文句の付けようもないだろう。
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