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【日本代表 26の肖像|板倉滉】3年半で成し遂げたサクセスストーリー。負傷明けだが「ドイツ戦にはもっとフィットした状態でいける」

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年11月22日

大きく心を動かしたシティからのオファー

9月に靭帯を負傷も、驚異の回復力を見せた板倉。守備のキーマンとして活躍に期待がかかる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 ついに幕を開けたカタール・ワールドカップ。森保一監督が率いる日本代表は、いかなる戦いを見せるか。ドイツとの初戦は11月23日。ベスト8以上を目ざすサムライブルー、26の肖像。今回はDF板倉滉(ボルシアMG)だ。

――◆――◆――

 川崎U-12の一期生で、順調にステップアップした板倉滉は、2015年にトップ昇格を果たす。

 ただ、なかなか出番を掴めず、当時J3に参加していたJリーグU-22選抜で経験を積んだ。結局、リーグ戦では3年間で出場7試合だった板倉が選択したのは、仙台への期限付き移籍だった。

 出場機会を求めた移籍だったが、ここで恩師となる渡邉晋監督(現・山形コーチ)と出会う。仙台でも決してポジションが約束されている訳ではなかった。渡邉は板倉が仙台に来た時のことを振り返る。

「忘れもしないのが1000メートル走かな……暑い時にやって、全然タイムに入れなくて。最後、座り込んじゃった時があって(笑)。僕らはそれを、上手いから良いよと、良しとはしなかった。実際、それを乗り越えた板倉という選手もいた。だからこそ強くなれたものもある」

 板倉は「ナベさんには本当に感謝しています」と語るが、板倉自身の乗り越えて伸びる力があって、それを引き出す恩師との出会いがあったということだ。
 
 仙台で3バックの一角として主力に定着すると、ぐんぐんと評価が上がっていったが、川崎で成長した姿を見せる代わりに、欧州移籍を選択した。大きく心を動かしたのは、プレミアリーグ屈指の強豪であるマンチェスター・シティからのオファーだった。

 ただ、それは英国の労働ビザが取得できない前提で、期限付き移籍を受け入れる形での移籍だった。それで加入しても、ほとんどの選手はシティに戻らず、他クラブに完全移籍することになる。

 板倉もその例に漏れなかったが、オランダのフローニンヘンからドイツ2部のシャルケ、そしてブンデスリーガ屈指の強豪であるボルシアMGに加入するというサクセスストーリーを3年半で成し遂げたのだ。

 フローニンヘンに移籍して半年後、2019年に東京五輪世代を中心としたコパ・アメリカで初のA代表を経験。2試合目のウルグアイ戦でスタメン起用されて、粗削りながらも存在感あるプレーを見せた。

 この経験は、1試合も出番がなかったフローニンヘンでの状況も変えた。2019-2000シーズンは22試合、2000-01シーズンには34試合にフル出場を果たした。それまでボランチとセンターバックのマルチロールとして評価されていたが、固定的にセンターバックで起用されたことで、同ポジションでの自信を大きく高める。
 
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