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【日本代表 26の肖像|堂安律】長方形の先に描くゴールへの道筋。ドイツ代表の左SBラウムも眼中になし

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年11月22日

とにかく負けず嫌いで、目標のためには努力を怠らない

高精度の左足と馬力あるプレーが魅力の堂安。「特別な試合」と語るドイツとの初戦でピッチに立ち、活躍できるか。(C)Getty Images

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 ついに幕を開けたカタール・ワールドカップ。森保一監督が率いる日本代表は、いかなる戦いを見せるか。ベスト8以上を目ざすサムライブルー、26の肖像。今回はMF堂安律(フライブルク)だ。

――◆――◆――

 ガンバ大阪のジュニアユースからステップアップして、高校2年生でトップチームに2種登録。トップデビューを飾り、キャリアをスタートさせた。

 兄・堂安優の背中を追いかけるようにサッカーを始め、兄が買ってきたサッカー漫画『ファンタジスタ』で、同じ左利きの天才マルコ・クオーレを知った。両手で長方形を作り、その中に映る景色を覗き込むポーズも、漫画の影響を受けている。

 周りから見れば順風満帆なキャリアを送っているが、当然ながらそれは才能だけでなく、不断の努力によって培われたものだろう。世代別代表で取材していた時から、明るさのなかにも、非常にストイックな面が見られた。

 兄の優から話を聞いたことがあるが、弟はとにかく負けず嫌いで、目標のためには努力を怠らない性格だという。堂安の強みになっている並外れたボディバランスも、若い時から専属トレーナーを付けるなど、継続的な肉体強化によって作り上げられたものだ。
 
 負けず嫌いであり、現実を直視する。代表から一時的に外れた時には「逆境大好き人間」というツイートが一人歩きしたが、目の前に壁ができれば、避けるのではなく乗り越えようとする選手であることは間違いない。

 初めてA代表に招集された時も、サムライブルーの重鎮である長友佑都(FC東京)に“弟子入り”して、トレーニングのノウハウや欧州での経験など、色々なことを学んだようだ。堂安は同世代のエリートであるために、上には上がいるという感覚を味わう環境に恵まれたとも言える。

 しかし、それを乗り越えて成長に繋げてきたのは他でもない、堂安自身だ。日の丸を背負い、最初に世界を目ざしたU-16アジア選手権に臨んだ堂安は、今になってはイメージしにくいが、左サイドバックを任された。

 準々決勝で韓国と対戦し、相手エースのイ・スンウにぶち抜かれて失点。0-2の敗戦を喫し、世界への道が閉ざされた。
 
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