残留争いはクライマックスへ
J1最下位のジュビロ磐田は逆転残留をかけて、ラスト3試合を戦う。次の相手は、17位の清水エスパルス。もともと10月1日に行なわれるはずの試合だったが、豪雨災害の影響で延期に。22日の静岡ダービーは、残留争いのクライマックスとなる。
現在の勝点が28の磐田は、勝点32の清水に勝っても、その時点で18位は変わらない。ただし、残り2試合の相手が勝点33で16位のガンバ大阪、勝点34で14位の京都サンガF.C.だけに、清水を含むライバルの3チームを直接叩いて、逆転残留につなげられる。
清水と引き分けても、J2との入れ替え戦になる16位を含めて、残留の希望は残るが、かなり苦しい立場になるのは間違いない。負けた場合は、得失点差でライバルを大きく下回っている現状もあり、残りの試合で連勝しても、勝点で上回れる相手がG大阪だけになるので、降格がほぼ確定する。そんな磐田にダービーでの勝機はどれぐらいあるのか。
今月12日の試合では、首位の横浜F・マリノスに長い時間押し込まれながらも粘り強く耐えて、終盤にカウンターから高卒ルーキーの古川陽介がJリーグ初ゴールを決めて、1-0と勝利した。結果はもちろん、メンタル面でも非常に大きな勝利だったが、ダービーでは同じ試合展開にはならないだろう。
現在の勝点が28の磐田は、勝点32の清水に勝っても、その時点で18位は変わらない。ただし、残り2試合の相手が勝点33で16位のガンバ大阪、勝点34で14位の京都サンガF.C.だけに、清水を含むライバルの3チームを直接叩いて、逆転残留につなげられる。
清水と引き分けても、J2との入れ替え戦になる16位を含めて、残留の希望は残るが、かなり苦しい立場になるのは間違いない。負けた場合は、得失点差でライバルを大きく下回っている現状もあり、残りの試合で連勝しても、勝点で上回れる相手がG大阪だけになるので、降格がほぼ確定する。そんな磐田にダービーでの勝機はどれぐらいあるのか。
今月12日の試合では、首位の横浜F・マリノスに長い時間押し込まれながらも粘り強く耐えて、終盤にカウンターから高卒ルーキーの古川陽介がJリーグ初ゴールを決めて、1-0と勝利した。結果はもちろん、メンタル面でも非常に大きな勝利だったが、ダービーでは同じ試合展開にはならないだろう。
清水は今シーズン途中にゼ・リカルド監督が就任してから、コンパクトな3ラインの守備と、効率良く前線を活かす攻撃を整備して、エースのチアゴ・サンタナを中心に、夏に加入した乾貴士や北川航也が前向きの仕掛けとコンビネーションを使い分けていく。横浜のように圧倒的にボールを保持して、ハーフコートになることはない。つまり磐田がある程度、ボールを握れるのだ。
磐田も基本的には伊藤彰前監督が掲げた、ボールを動かしながら、自分たちからアクションを起こしていくスタイルを渋谷洋樹監督も継承している。横浜戦がイレギュラーだったわけだが、ボールを持つ時間が増えればカウンターのリスクも増える。前回の対戦は第2節で、鋭いカウンターから鈴木唯人、中山克広に決められて1-2で敗れた。
その当時に比べると、磐田はシステムこそ3-4-2-1のままだが、攻撃時にポジションは大きく動かさず、中盤のつなぎも安定しているので、自陣でボールを失ってショートカウンターを食らうリスクはより小さくなっている。清水も直近の2試合は、アウェーで福岡と川崎にそれぞれ3失点で敗戦しており、ダービーに向けて守備を締め直してくるのは間違いない。
負傷が心配された守護神でリーダー格の日本代表GK権田修一も、全体練習に復帰している様子で、ゴールを簡単には破れないだろう。それでも磐田は、アウトサイドへの展開を起点としながら、FW杉本健勇をはじめとした3人のアタッカー、さらにはボランチの上原力也などがゴール前に飛び込んでいく迫力は前体制より強まっており、ここ3試合で6得点というエビデンスにも出ている。
磐田も基本的には伊藤彰前監督が掲げた、ボールを動かしながら、自分たちからアクションを起こしていくスタイルを渋谷洋樹監督も継承している。横浜戦がイレギュラーだったわけだが、ボールを持つ時間が増えればカウンターのリスクも増える。前回の対戦は第2節で、鋭いカウンターから鈴木唯人、中山克広に決められて1-2で敗れた。
その当時に比べると、磐田はシステムこそ3-4-2-1のままだが、攻撃時にポジションは大きく動かさず、中盤のつなぎも安定しているので、自陣でボールを失ってショートカウンターを食らうリスクはより小さくなっている。清水も直近の2試合は、アウェーで福岡と川崎にそれぞれ3失点で敗戦しており、ダービーに向けて守備を締め直してくるのは間違いない。
負傷が心配された守護神でリーダー格の日本代表GK権田修一も、全体練習に復帰している様子で、ゴールを簡単には破れないだろう。それでも磐田は、アウトサイドへの展開を起点としながら、FW杉本健勇をはじめとした3人のアタッカー、さらにはボランチの上原力也などがゴール前に飛び込んでいく迫力は前体制より強まっており、ここ3試合で6得点というエビデンスにも出ている。