• トップ
  • ニュース一覧
  • 逆転残留を目ざす最下位の磐田。“静岡ダービー”勝利の鍵を握るのは松原后。アタッカー陣の奮起にも期待したい

逆転残留を目ざす最下位の磐田。“静岡ダービー”勝利の鍵を握るのは松原后。アタッカー陣の奮起にも期待したい

カテゴリ:Jリーグ

河治良幸

2022年10月21日

残留争いはクライマックスへ

首位の横浜を撃破した磐田が、清水との残留争いの直接対決を迎える。静岡ダービーでの勝機はどれぐらいあるのか。写真:徳原隆元

画像を見る

 J1最下位のジュビロ磐田は逆転残留をかけて、ラスト3試合を戦う。次の相手は、17位の清水エスパルス。もともと10月1日に行なわれるはずの試合だったが、豪雨災害の影響で延期に。22日の静岡ダービーは、残留争いのクライマックスとなる。

 現在の勝点が28の磐田は、勝点32の清水に勝っても、その時点で18位は変わらない。ただし、残り2試合の相手が勝点33で16位のガンバ大阪、勝点34で14位の京都サンガF.C.だけに、清水を含むライバルの3チームを直接叩いて、逆転残留につなげられる。

 清水と引き分けても、J2との入れ替え戦になる16位を含めて、残留の希望は残るが、かなり苦しい立場になるのは間違いない。負けた場合は、得失点差でライバルを大きく下回っている現状もあり、残りの試合で連勝しても、勝点で上回れる相手がG大阪だけになるので、降格がほぼ確定する。そんな磐田にダービーでの勝機はどれぐらいあるのか。

 今月12日の試合では、首位の横浜F・マリノスに長い時間押し込まれながらも粘り強く耐えて、終盤にカウンターから高卒ルーキーの古川陽介がJリーグ初ゴールを決めて、1-0と勝利した。結果はもちろん、メンタル面でも非常に大きな勝利だったが、ダービーでは同じ試合展開にはならないだろう。
 
 清水は今シーズン途中にゼ・リカルド監督が就任してから、コンパクトな3ラインの守備と、効率良く前線を活かす攻撃を整備して、エースのチアゴ・サンタナを中心に、夏に加入した乾貴士や北川航也が前向きの仕掛けとコンビネーションを使い分けていく。横浜のように圧倒的にボールを保持して、ハーフコートになることはない。つまり磐田がある程度、ボールを握れるのだ。

 磐田も基本的には伊藤彰前監督が掲げた、ボールを動かしながら、自分たちからアクションを起こしていくスタイルを渋谷洋樹監督も継承している。横浜戦がイレギュラーだったわけだが、ボールを持つ時間が増えればカウンターのリスクも増える。前回の対戦は第2節で、鋭いカウンターから鈴木唯人、中山克広に決められて1-2で敗れた。

 その当時に比べると、磐田はシステムこそ3-4-2-1のままだが、攻撃時にポジションは大きく動かさず、中盤のつなぎも安定しているので、自陣でボールを失ってショートカウンターを食らうリスクはより小さくなっている。清水も直近の2試合は、アウェーで福岡と川崎にそれぞれ3失点で敗戦しており、ダービーに向けて守備を締め直してくるのは間違いない。

 負傷が心配された守護神でリーダー格の日本代表GK権田修一も、全体練習に復帰している様子で、ゴールを簡単には破れないだろう。それでも磐田は、アウトサイドへの展開を起点としながら、FW杉本健勇をはじめとした3人のアタッカー、さらにはボランチの上原力也などがゴール前に飛び込んでいく迫力は前体制より強まっており、ここ3試合で6得点というエビデンスにも出ている。
 
【関連記事】
小野伸二、中村俊輔、中田英寿の“パスの違い”は? 元日本代表コンビが解説
「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」なでしこ岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希とバカンスを楽しむ様子が反響
「この人すげーな」日本代表に入りたての内田篤人は、中村俊輔の何に驚いたのか? 10年W杯のレギュラー降格には「残酷なことが…」
【セルジオ越後が選ぶW杯26人】柴崎は全盛期を過ぎた感が否めない。久保は南野や鎌田より序列は低い
「ヒゲフサになってるやん」「髭伸ばしてる!」久保建英のワイルドな“変貌”にファン注目!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ