チャンピオンズ・リーグ敗退が決まり、批判を浴びたところだけに、リーグ戦ですぐに大勝という結果を残せたのは重要だ。

　セルティックは10月15日、スコティッシュ・プレミアシップ第11節でハイバーニアンに６-１と快勝した。旗手怜央が先発出場し、70分に古橋亨梧と交代している。その古橋とともにベンチスタートとなった前田大然は、後半からピッチに立ち、終了間際にチームの６点目となる得点を挙げた。

　日本人選手で唯一スタメンに名を連ねた旗手は、上々の評価を受けている。

『THECELTICWAY』は採点記事で７点をつけ、「ミッドウィークのドイツ勢との試合では珍しくミスが多かったが、同胞のキョウゴやマエダと違い、少なくとも監督からローテーションで外されることはなかった。日本のスターは常時相手のラインを破ろうとし、裏に抜けようと何度も走った。今回はパスもより一定の水準だった」と評した。

　また、『GlasgowLive』も７点とし、「再び中盤のマエストロが堅実なパフォーマンス。日本のスターは序盤に最も輝き、危険なパス交換でハイバーニアンをオープンにした」と賞賛している。

『SCOTTISH DAILY EXPRESS』も「いつものように勤勉にボールを競り、うまく操って、ハイバーニアンが完全にオーバーランだった中盤を支配した」と、やはり７点をつけている。
 

　得点力不足に対する批判の声も上がっていた前田も及第点評価を受けた。

　THECELTICWAYは６点とし、「直近で調子を落としていたため、印象的だったセアド・ハクサバノビッチに代わって後半から出場したのは驚きだった」と指摘しつつ、「終了90秒前に６点目を決めたときは大きな声援。この得点は彼の自信につながるだろう」と今後に期待を寄せている。

　SCOTTISH DAILY EXPRESSも「難しい時期だったが、終了直前にゴールをもぎ取り、良いパフォーマンスだった」、GlasgowLiveも「いつもの勤勉なパフォーマンスで、ずっと走り続けた」と、それぞれ６点と評価した。

　また、ネットを揺らす頻度が落ちて騒がれている古橋には、厳しい採点も見受けられた。

　SCOTTISH DAILY EXPRESSは「シュートがポストを叩いたのはアンラッキー」と６点をつけている。一方、THECELTICWAYは「素晴らしいシュートでポストを直撃した」としつつ、４点と評価した。GlasgowLiveは、同じく４点としつつ、「ネットを揺らせなかったのは不運。ベンチからセルティックの脅威を示した」と伝えている。

セルティックは次節でハーツと敵地で対戦し、その後再びチャンピオンズ・リーグでシャフタール・ドネツクと対戦する。国内と欧州で３選手が活躍するのを願うばかりだ。そして、この日今季初めてベンチ入りを果たした井手口陽介のこれからにも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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