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「タケはヤヌザイを大きく上回る」久保建英と相棒FWのコンビをソシエダ番記者が絶賛!「主役級の働きを見せている」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2022年10月06日

2トップを形成すると予想した者は少なかったはず

ソシエダの前線で好連係を見せている久保とセルロト(右)。(C)Getty Images

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 1980年代後半、スペインで「鉛筆削りコンビ」というアンダルシア地方出身の芸人コンビが大ブレイクした。一人は背が高くひょろっとした体型、もう一人は背が低くぽっちゃり体型。その身体的特徴の違いからくる視覚的なものから笑いを取ることがほとんどだったが、愛嬌のあるやり取りがお茶の間の人気を博した。

 スペインではこの成功を境に、一方が背が高く、もう一方が背が低いコンビが現れるたびに、「鉛筆削りコンビ」と命名された。もちろん、サッカー界もその例に漏れなかった

 その代表例が、2000年代後半にラシン・サンタンデールの攻撃を牽引したペドロ・ムニティスとニコラ・ジギッチのコンビだ。前者は地元のカンタブリア出身の小兵FW。低重心のドリブルを武器に前線をかき回した。一方の後者は、セルビア出身の巨漢FW。空中戦を制しながら、フィニッシュ役を担った。ムニティスはレアル・マドリー、ジギッチはバレンシアでプレーした事実が示すように、ともに高い実力の持ち主だった。

 さて、どうやらレアル・ソシエダは、チュリウルディン版の“鉛筆削りコンビ”を見つけたようだ。タケ・クボ(久保建英)とアレクサンダー・セルロトだ。サッカーでは得てして即興的に、新戦術が考案されたり、新コンビが誕生したりする。
 

 昨シーズン、イマノル・アルグアシル監督が中盤ダイヤモンド型の4-4-2を採用した背景には、ミケル・オジャルサバルの怪我による戦線離脱があったし、開幕前にタケとセルロトがファーストオプションとして2トップを形成すると予想した者は少なかったはずだ。

 実際、ここ2試合、2人は主役級の働きを見せ、チームの連勝に貢献している。前節のエスパニョール戦では、タケが相手GKアルバロ・フェルナンデスからボールを奪ってセルロトが先制弾を無人のゴールへ蹴り込んだ。

 一方、今節のジローナ戦は、インターナショナルブレイク明けの試合だった。タケとセルロトはそれぞれ日本代表、ノルウェー代表での活動を終えてチームに再合流したばかりで、当然疲労は蓄積されていたはずだ。しかし怪我人続出でやり繰りに苦労しているイマノル・アルグアシル監督は揃って先発起用せざるを得ず、そして新生コンビは、その期待を裏切ることなく、3点に絡む活躍を見せた。

 開始8分、早速2人の連係が炸裂した。ダビド・シルバのスルーパスを受けたタケがダイレクトでメロディアスなクロスを送り込み、セルロトが右足で押し込んだ。さらにジローナに逆転を許した後の42分、左サイドでタメを作ったタケから、ミケル・メリーノを経由して、マルティン・スビメンディに渡ると、浮き球パスを供給。完璧な弧を描いたそのボールをセルロトが胸トラップでコントロールし、左足のボレーでゴールに突き刺した。

【動画】セルロトとのホットライン炸裂!久保の圧巻1ゴール・1アシストをチェック

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