現地時間９月17日に開催されたプレミアリーグ第８節で、３位のトッテナムと最下位のレスターが、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで激突した。前者は前線にケイン、リシャルリソン、クルセフスキを並べ、ソン・フンミンが今シーズン初めて先発落ち。後者のエース、ヴァーディーもベンチスタートとなった。

　開幕から６試合を終え、いまだ未勝利と苦しむレスターは開始５分、相手のファウルでPKを獲得。ティーレマンスが一度はGKロリスにストップされるも、キックの瞬間にロリスの足がゴールラインに掛かっていなかったため、やり直しとなった結果、今度はきっちり決めて、６分に先制する。

　ただ、ホームサポーターの大声援を受けるトッテナムは、直後の８分にすぐさま追いつく。ショートコーナーからケインがヘッドで叩き込んだ。この同点弾で俄然勢いに乗り、21分にもペリシッチのCKからダイアーが上手くヘッドで合わせてゴール。専門コーチを雇い、磨きをかけたセットプレーからの２発であっと言う間に逆転に成功する。

　ホームチームは27分にもCKから三度ネットを許すが、GKウォードへのファウルが取られ、得点は認められない。

　迎えた41分、食い下がるアウェーチームはビューティフルゴールで同点とする。カスターニュのクロスに反応したマディソンが、絶妙なハーフボレーで流し込んだ。
 

　２－２で折り返すが、後半開始直後の47分だった。敵陣中央でボールを奪ったベンタンクールがそのまま持ち運び、冷静にフィニッシュ。好調のトッテナムが再び勝ち越す。59分にはリシャルリソンを下げ、ソン・フンミンを送り込む。

　すると73分、開幕から無得点が続いていた韓国代表FWに待望の初ゴールが生まれる。ショートカウンターからペナルティエリア手前まで持ち運び、右足で豪快に叩き込んだ。ワールドクラスの一撃でようやくトンネルを抜け、コンテ監督も満面の笑みを浮かべる。

　厳しい展開となったレスターはその１分後、ヴァーディーとイヘアナチョを投入する。

　止まらないソン・フンミンは84分に今度は左足で鮮やかにネットを揺らすと、86分にも裏抜けからゴールをゲット。なんと途中出場から圧巻のハットトリックを達成した。

　試合はこのまま６－２で終了。終わってみればトッテナムが絶不調のレスターに完勝した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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