ホームでのアストン・ヴィラ戦、ファンのお気に入りであるトミヤス(冨安健洋)がベン・ホワイトに代わって右SBに入ると、アーセナルのファンはチャントを歌って、彼への愛を示した。
「スーパー、スーパー、トミ。スーパー、スーパー、トミ。スーパー、トミヤス」
前半からゲームを支配したアーセナルは、4、5点奪ってもおかしくなかった。だが、リードは1点のみ。ミケル・アルテタ監督は、トミヤスを入れてチームを安定させ、無失点で終わらせるプランを描いたのだろう。
しかし、CKから直接得点を決められ、同点に追いつかれてしまう。この場面、ニアポスト付近にいたトミヤスはクリアすべきだった。ボールを見送る形になったが、何とかできたはずだ。
彼にとって幸いだったのは、アーセナルがすぐに勝ち越し点を挙げて、この失点を忘れさせたことだ。しかも、ガブリエウ・マルチネッリのゴールをアシストしたブカヨ・サカにパスを出したのは、前線に上がってきたトミヤスだった。
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CKからの失点はなんとかできたはず
日本代表DFは今シーズン最長の30分ほどプレーし、積極的なオーバーラップも印象に残った。長期離脱をした昨シーズンの二の舞を避けようと、アルテタ監督が慎重に起用しているのは明らかだが、徐々に出場時間を伸ばしている。
トミヤスが100%の状態になった時、CBが本職ながらよく穴を埋めているホワイトとどちらがレギュラーとなるのか。ともに守備力に長け、足下の技術が高くてパスも出せるDFだが、大きな違いがある。上下動する“走力”だ。このヴィラ戦でもそれは明らかだった。
いよいよヨーロッパリーグも開幕し、ローテーションもされるだろうが、遅かれ早かれ、トミヤスが右SBの一番手に戻ると私は見ている。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
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