前後半でポジションを入れ替え、FWとCBでプレー
198センチの高さを誇る日大藤沢(神奈川)の森重陽介が、和倉ユースサッカーフェスティバルで二刀流をハイレベルでやってのけた。
前半は1トップでターゲットマンとして空中戦、地上戦ともに質の高いポストプレーを見せながら、相手から消えて裏を突くランニングでラインブレイクを見せる。後半はCBとしてディフェンスラインを統率。ビルドアップに加わりながら、正確な両足のキックで長短のフィードを見せて攻撃の起点になる。
攻守において絶大な存在感を放った森重に率いられたチームは決勝まで駒を進め、ファイナルでは3連覇のかかった青森山田を相手に0-0からのPK戦勝利で初優勝を成し遂げた。
「両方やって違和感なくできるので、これは大きな収穫だと思っています」
森重は自身のプレーについてこう言及した。もともと両方できる選手で、どちらかが初めての経験というわけではなかった。今年に入ってFWでポジションに固定。和倉フェスティバルでは5日間に渡る大会期間中はずっと前後半でポジションを入れ替え、両方でプレーを続けたのは初めての経験だった。
「個人的にいろんなタイプのFWとCBとして対峙できて大きな経験となりました。なかでも大津と対戦できたのは大きくて、年代別日本代表にも選ばれているFW小林俊瑛選手とのマッチアップは得るものが多かった。
191センチの高さでヘッドに自信を持つ相手と考えながら競り合いに挑めて勝つシーンもありましたし、何より小林選手はクロスの入り方が本当にうまい。一瞬でDFの視野から消える動きを入れてくるのですが、僕はそういう動きが苦手なので、彼から学ぶものが大きかったし、真似したいなと思っています。やっぱりCBをやってみないと分からないことはたくさんあるなと改めて感じました」
前半は1トップでターゲットマンとして空中戦、地上戦ともに質の高いポストプレーを見せながら、相手から消えて裏を突くランニングでラインブレイクを見せる。後半はCBとしてディフェンスラインを統率。ビルドアップに加わりながら、正確な両足のキックで長短のフィードを見せて攻撃の起点になる。
攻守において絶大な存在感を放った森重に率いられたチームは決勝まで駒を進め、ファイナルでは3連覇のかかった青森山田を相手に0-0からのPK戦勝利で初優勝を成し遂げた。
「両方やって違和感なくできるので、これは大きな収穫だと思っています」
森重は自身のプレーについてこう言及した。もともと両方できる選手で、どちらかが初めての経験というわけではなかった。今年に入ってFWでポジションに固定。和倉フェスティバルでは5日間に渡る大会期間中はずっと前後半でポジションを入れ替え、両方でプレーを続けたのは初めての経験だった。
「個人的にいろんなタイプのFWとCBとして対峙できて大きな経験となりました。なかでも大津と対戦できたのは大きくて、年代別日本代表にも選ばれているFW小林俊瑛選手とのマッチアップは得るものが多かった。
191センチの高さでヘッドに自信を持つ相手と考えながら競り合いに挑めて勝つシーンもありましたし、何より小林選手はクロスの入り方が本当にうまい。一瞬でDFの視野から消える動きを入れてくるのですが、僕はそういう動きが苦手なので、彼から学ぶものが大きかったし、真似したいなと思っています。やっぱりCBをやってみないと分からないことはたくさんあるなと改めて感じました」
CBで得た学びと経験をすぐにFWとして活かす。小林の動きを頭に入れながら、クロスに対してバックステップやサイドステップ、ストップ&ダッシュの動きを入れる姿が印象的だった。
こうした吸収力が森重の魅力の1つでもある。今年、複数のJクラブの練習に参加した際もFWとCBを経験し、思考がワンランク上がった。
こうした吸収力が森重の魅力の1つでもある。今年、複数のJクラブの練習に参加した際もFWとCBを経験し、思考がワンランク上がった。