かつてのチームメイトから挑発されたハカン・チャルハノールが、過激に反撃した。

　28歳のトルコ代表MFは、20-21シーズンまでミランで10番を背負いながら、契約満了で退団した昨夏、同じ街の宿敵インテルに加入した。

　移籍金ゼロでの禁断の移籍とあって、古巣のファンは「裏切り者」と猛批判。ミランが昨季に11シーズンぶりのセリエA制覇を果たし行なわれたパレードでは、ズラタン・イブラヒモビッチが「ハカンにメッセージを送ってやれ」と大いに煽っていた。
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　そうしたなか、現地メディア『Football Italia』が６月22日に報じた情報によれば、チャルハノールは母国の『Tivibu Spor』でこの話題に言及。「僕が去った途端にスクデットを獲り、人々は（これまで優勝できなかったのは）まるで僕のせいのように振る舞った」と、ミラニスタに噛みついている。

「インテルではとても幸せだし、ファンのサポートはとても助かる。ミランで４年プレーしたけど、スタンドで誰も僕の名前を叫ばなかったのに対し、インテルではウォーミングアップをするだけで、毎回それが起こるんだ」
 

　止まらぬチャルハノールは、因縁のイブラヒモビッチへ個人攻撃。昨季は怪我に悩まされ、出場機会が限られたなか、「彼は18歳ではなく40歳だ。僕なら彼の年齢でそういうことはしないだろう。注目されるのが好きなだけだ。スクデットには貢献しなかったし、ほとんどプレーしていないが、とにかく注目されるために何でもするだろう」と言いたい放題だ。

「彼はいつも僕に電話をかけてきて、食事やバイクに誘うんだ。自分の本にも僕のことを書いている。何か書かなきゃ、白紙になっちゃうだろ。正直なところ、気にしないのが１番だよ」

　インテルは昨季、セリエA連覇こそ逃したものの、コッパ・イタリアとスーパーカップの２冠を達成した。チャルハノールは強気に、「インテルはミランよりはるかに強いチームだ」とも主張している。

「（２月のリーグ戦での対戦時は）イバン・ペリシッチと僕を下げたことで急変し、ダービーに負けたんだ。１－０でリードしていたのに１－２で負けたのだから、監督は敗戦に関わったと言えるし、僕も彼にそう言った。ただ、コッパ・イタリアの準決勝では、ミランに３－０で勝った」

　プライベートでも親交が深い後輩に牙を剥かれたイブラヒモビッチは、何かアクションを起こすのか。舌戦の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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