今季、マンチェスター・シティからのレンタルでプレーした板倉滉は、ブンデスリーガ２部で優勝を果たしたシャルケの主力として貢献した。だが、ドイツ・メディアは先日、シャルケが買い取りオプションの行使に難航していると報道している。

　これを受け、再度獲得に動くかもしれないと言われているのが、以前も板倉に興味を示したセルティックだ。古橋亨梧を筆頭に日本人選手を４人擁し、１年での王座奪還を果たしたセルティックが、さらなる日本人選手の獲得に向かうとの噂は後を絶たない。

　英紙『EXPRESS』は５月26日、セルティックが狙うシティの「ワンダーキッズ」のひとりに板倉の名前を挙げ、「25歳だけに『ワンダーキッド』という年齢は過ぎたが、イタクラもセルティックの関心が報じられているシティのひとりだ」と報じた。

「守備としても中盤でもプレーすることができる日本代表は、シャルケで昇格を達成。クラブは買い取り条項の行使を望んだが、（買い取り）価格はアンジェ・ポステコグルーらが手を出すための扉を開くかもしれない。2019年からシティが保有権を持つが、出場機会はなく、求める価格にセルティックが応じれば、シティが反対することはないとみられる」
 

『HITC』は、フローニンゲン時代にオランダで元エールディビジ・プレーヤーのハンス・クラーイ・ジュニアが「信じられないほど速い」と感嘆した板倉について、「セルティック最終ラインにとって大きな補強になるかもしれない」と報じた。

　だが、英衛星放送『Sky Sports』によれば、「セルティックは注視しているが、現時点でコンタクトはない」とのこと。この報道どおりであれば、具体的な進展はまだないのかもしれない。

　いずれにしても、夏のマーケットはまだこれから。25歳とキャリアの大事な時期を迎えた板倉の決断が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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