中国代表選手の投稿が波紋を広げている。

　先日、中国代表のFWチャン・ユーニンが、自身のWeibo（中国版ツイッター）で次のように綴り、反響を呼んだ。

「ウォーミングアップの動画だけで、真実を知らない人々に僕たちを嘲笑するように思いのままに仕向けようとする。お前たちはどれほど無知なんだ？」

「いまでも毎日、ナマコが食べたいと思っている。だから、（代表の合宿に来られて）気分がいいよ」

　前半部分は、合宿中の中国代表が行なっているトレーニングの一部を切り取り、「やる気がない」と嘲笑した動画が出回ったことに腹を立てたもの。そして、後半が「中国代表は毎日ナマコを食べているくせに弱い」という批判への挑発だ。

　この“ナマコ論争”は中国サッカー界で、一種のブームとなっている。中国代表の主将ウー・シーが過去に「代表チームでは、毎日ナマコを食べている」と発言した動画が出回り、試合に負けるたびに、「贅沢をしているくせに結果を出していない」とファンや識者から非難されるようになったのだ。

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　そして、今回のチャン・ユーニンの投稿も案の定“炎上”。「お前はベトナムに負けたじゃないか」「なぜ口で言い返すんだ。結果とゴールを返すのが最善だ」といった批判が殺到した。
    
　中国のポータルサイト『捜狐』は４月28日、「日本のファンはチャン・ユーニンにこう不満を漏らした。中国のサッカーは今後30年間低迷するだろう！」と題した記事を掲載。チャン・ユーニンの発言を伝えるニュースに対して、日本のファンから次のような反応があったと報じた。

「結局は結果を出さなきゃ、民は納得しない」
「こんなことを言っていては、向こう30年は、中国サッカーは低空飛行のままだろう」
「毎日ナマコは食べたくないな」
「毎日ナマコを食べても、試合に勝てないことだけはわかりました」

　同メディアは「チャン・ユーニンの発言は確かに論争を引き起こし、日本でも大きな注目を集めている」と伝えている。

　物議を醸しているこの問題に関する海外の反応を、中国メディアも注目しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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