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金田喜稔がベトナム戦を斬る!「FWは情けないけど、三笘&伊東の両サイドには期待感も。中山はいまの長友より上」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年03月30日

格下のチームから1点のみ。これでは到底本大会で勝ち上がっていけない

日本代表はベトナム相手に1-1と勝ち切れず。左サイドの三笘(21番)と中山(20番)は攻撃で好パフォーマンスを見せた。(C)Getty Images

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 4万4600人もの観客が入ったホーム・埼玉スタジアムで、ベトナムに1-1と勝ち切れず、サポーターに勝利を届けられなかったのは残念だったね。

 ベトナム戦は、ワールドカップ出場を決めた前節のオーストラリア戦から大きくメンバーを代えた。上田や三笘、旗手、久保、原口、柴崎、中山、川島ら久しぶりに先発のチャンスを得た選手たちにとってはアピールの場となった。

 そのなかで格下のチームから奪ったゴールは1点のみ。相手が守備時に最終ラインを5枚にして、ブロックを固めていて難しさもあっただろうけど、そこを崩し切れる力がないとW杯本大会でも到底勝ち上がってはいけないと思う。

 攻撃の連係もなかなか上手くいかなかった。今回の先発メンバーの経験値の高さを考えれば、もっと個人の能力で相手の守備を打開できたはず。自分の特長を出せないと、レギュラーの座を掴むためにアピールできたとは言えないからね。ベトナム戦では多くの時間で主導権を握っていたのだから、なおさら個人の特長をもっと出せる機会はあったはずだ。
 
 54分に同点弾を決めた吉田が、78分にもこぼれ球に詰めて決定機を得た。惜しくも枠を捉えられなかったけど、勝ち越しのチャンスがまたCBの吉田にくるなんて、FWは情けないよ。

 右ウイングで先発した久保は、コンディションが悪かったのかな。縦に突破するパワーもなかったし、前半は久保らしさが見られなかったね。ただ、後半は惜しいシュートを放つなど、調子も上がってきていた。そのタイミングで61分に途中交代させた森保監督の厳しさも感じた。

 もう少し長く使ってあげても良かったかなと思う。ただ前半のあの出来なら代えられてもしょうがない。W杯に向けて、今後先発での出番がなさそうな印象を少し受けてしまったので、残念だね。

 1トップの上田も、本来の持ち味であるボールを収める技術、高さ、強さ、点を取る力をもっと高いレベルで見せてほしかった。今回は怪我で不参加だったレギュラー大迫の1トップには、上田のほかに浅野や古橋らも控えている。そのなかでベトナム戦では、『大迫がいないなら上田』というほどの存在感を見せられなかった。上田は最後まで相手の守備ブロックに対して打開策を見出せていなかったよ。
 
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