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名古屋、長谷川体制初の練習試合で早くも新戦力が非凡さを発揮! 指揮官が「目を引く選手」と評価した若手は?

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2022年01月23日

今季初の対外試合は様々な諸事情で限定メンバーに

1本目の19分に仙頭が先制点。「非凡な才能を見せてくれた」と指揮官も賛辞を送った。写真:今井雄一朗

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 長谷川健太新体制の船出となる名古屋グランパスの今季初の対外試合は、日本代表活動やコンディション、外国籍選手の合流の遅れなどが影響し、限られたメンバーで挑むことになった。

 前日まで日本代表合宿に参加していた稲垣祥、中谷進之介、相馬勇紀は当然のごとく別メニュー調整で、レオ・シルバとチアゴもチームに合流して数日ということで、まだ対人プレーも解禁されていない状態。ランゲラックとマテウスは隔離中でいまだチームに合流しておらず、丸山祐市はリハビリ中だ。

 さらにはこの日、柿谷曜一朗が年末に受けた虫垂炎の手術の影響で別メニューとなったこと、20日の練習で河面旺成が筋肉系の軽い故障に見舞われたことが明かされ、トップチームの選手だけでは2チーム用意できない状況に。そのため、宮原和也がボランチを務めるやりくりもピッチ内には見られたほどだった。

 練習試合は30分を4本という変則的な形式で行なわれ、後半の2本はU-18の選手が半分を占める陣容に。この日の“スタメン”はGKが武田洋平、ディフェンスラインが右から森下龍矢、吉田晃、藤井陽也、吉田豊の4人。ボランチは長澤和輝と宮原が務め、サイドハーフに阿部浩之と齋藤学、前線は酒井宣福と仙頭啓矢という組み合わせになった。

 これだけの欠場者がいるなかでのメンバー構成としては豪華なものとも言え、今季の陣容の充実ぶりが感じられもする。
 
 立ち上がりこそ攻守に連動性が足らず苦戦する場面もあったが、「攻守で仕掛け続ける」監督のコンセプトに応えようとする選手たちのモチベーションが、試合展開を着実に変えていき、1本目の19分に仙頭が先制点。阿部も絡んだゴール前のこぼれ球を冷静に処理し、ゴールに流し込んだ。

 仙頭はその後もトップ下から中盤の底を行き来し、2本目途中からはボランチとしてゲームメイクを担当。「非凡な才能を見せてくれた」と長谷川監督も称賛するプレーでチームを牽引した。

 一方で、全員のハードワークあっての試合展開だったことも確かで、ボールを失った後の反応やプレスバックの献身性、逆にボールを奪ったときの縦への速さを引き出す動き出しの豊富さなど、監督が求める「常に動く」という土台が確実に刷り込まれていることを感じさせた。

 仙頭がボランチに下がった際は、同時に金崎夢生がFWに入り、酒井との重量級2トップを組んだこともひとつのトピックではあった。金崎はファーストプレーで強引なドリブルからシュートを放ち、今季のコンディションの良さをアピール。酒井も得意のポストプレーやクロスへの飛び込みで迫力を見せ、シュヴィルツォクの状況が不透明な前線に期待感を抱かせた。
 
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