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【J1採点&寸評】浦和×広島|浅野のつむじ風のようなアタックが浦和を切り裂き、歓喜の逆転勝利を演じる

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年07月20日

浦和は計10回の決定機で、関根の1ゴールのみ。開幕からの無敗記録は19でストップ。

【警告】浦和=なし 広島=千葉
【退場】浦和=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】浅野拓磨(広島)

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【試合内容】
 試合開始から守備時に5バックと4人のMFで守備を固める広島に対し、浦和が最終ラインを含めたパスサッカーで主導権を握り積極的に仕掛ける。
 
 25分に高木がPKを外したものの、35 分に関根のシュートがDFに当たりながらもゴールネットを揺らし先制に成功。その後も「攻める浦和、守る広島」の構図は続き、ホームチームは63分までに実に9回の決定機を作る。
 
しかし、それだけのチャンスを外せば、得てして流れは変わってしまう……。
 
 広島は途中出場の浅野がキレのある動きで仕掛け、次第にリズムを掴む。すると67分、カウンターから抜け出した浅野がシュートを突き刺し同点に。さらに84分、再び浅野の仕掛けからこぼれ球を青山がねじ込み、ついに逆転する。
 
 ホームチームは途中出場のズラタンが惜しいヘディングシュートを放つなど反撃したものの、広島ゴールを割ることはできなかった。
 
 開幕から続いた浦和のJ1無敗記録は19試合でストップ。ホームでの連勝も9で止まった。一方、広島は第2ステージ開幕3連勝で首位をキープ。浦和にリーグ戦で勝ったのは8試合ぶり。年間勝点も1位の浦和に2差に迫った。

【J1 PHOTOハイライト】浦和 1-2 広島

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・3節

【チーム採点・寸評】
浦和 6
「65分までは就任から3年半の間でもベストに挙げられるような内容だった。この敗戦は前向きに捉えている。今後に必ずつながる。この先の見通しはポジティブだ」とペトロヴィッチ監督がコメントしたように、途中までは一方的に攻めた。この日の那須不在のように、主力を欠いた場合の対応が今後の課題に。


チーム採点・寸評】
広島    6.5
後半一気にギアを上げ、“鬼門”の埼スタ攻略。対浦和戦7試合ぶりの勝利、開幕から無敗の浦和に土を付けるなど、地力と試合巧者ぶりを見せつける戦いぶりで、大きな自信を得た。
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
野津田のミドルを確実に止め、浅野との1対1にも勝った。しかし2失点を許しては勝てない。
 
DF
17 永田 充 5.5
高めのライン設定でビルドアップに加わり、アーチを描く鮮やかなサイドチェンジも披露。カウンターの対応で一歩遅れて失点に絡んだ。
 
5 槙野智章 6
対峙したドウグラスをパーフェクトに抑えた。ただ相手のメンバー交代後、マークの受け渡しをスムーズに行ないたかった。
 
46 森脇良太 5.5
自陣を固める相手を引き出そうと関根や高木を後方からフォロー。そのどっしり構えた守備から、関根のゴールも決まった。ただ、好調な時ほどカウンターの餌食になりやすい、という悪いパターンにはまって彼のいるサイドから崩された。
 
MF
3 宇賀神友弥 6
前半終了間際にGKの位置を見切り、惜しいループを放つ。躍動したプレーで、チームに勢いをもたらした。しかし後半の勝負どころでプレー精度を欠いた。
 
8 柏木陽介 5.5
61分の直接FKはしっかりコントロールされて枠を突いたが、GK林にセーブされる。その2分後の決定機は決めなければいけなかった。

 22 阿部勇樹 5.5
森﨑和と青山の2ボランチに、ひとりで対応する局面も。後半途中からはリベロに入ったが、浅野のスピードに苦しんだ。
 
24 関根貴大 6.5
広島が中央に人を割いて固める状況を見極め、果敢に高い位置に出て仕掛ける。その積極性が結実し先制ゴールを決めた。途中から狙われ、サイドで主導権を握られたが、仕事は十分こなした。

19 武藤雄樹 5.5
74分に全速力でミキッチを止めたスライディングタックルは、悪い流れを食い止めた隠れたスーパープレーだった。ただ、攻撃面の積極性は光ったが、詰めを欠いた。
 
31 高木俊幸 5.5
2か月半ぶりのリーグ戦先発。自身が後方から倒されて得たPKを蹴ったが、GKに止められる。それでも周囲との連係はスムーズで、今後に期待を抱かせた。
 
FW
30 興梠慎三 5.5
厳しいマークに遭い、なかなか前を向けなかった。ボールを失って逆襲を食らう場面が珍しく目立った。
 
交代出場
FW
21 ズラタン 5.5
力強い突破を見せ、惜しいヘディングシュートも放ったが、気合が空回り気味で周囲と息が合っていなかった印象。
 
MF
13 鈴木啓太 5.5
DF陣の前のスペースを突かれてしまった。青山の飛び出しには対処したかった。
 
MF
20 李 忠成 -
3-5-2の2列目に入り起点を作ろうとしたが、ほとんどボールに絡めなかった。

監督
ペトロヴィッチ 5.5
試合途中まではほぼ文句なしの出来だった。ただ、浅野投入後の守備、終盤の反撃態勢が、やや曖昧になってしまった。

浦和は関根が再三高い位置まで攻め込み、チャンスを量産したが、試合を決める力強さに欠けた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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