石川と鈴木の2トップは全国的に見るとトップレベルの破壊力を誇る
インターハイに引き続き、選手権も大阪代表の座を掴んでみせた阪南大高。湘南ベルマーレ入りが内定しているエースストライカー・鈴木章斗を擁する今年のチームは、全体的に非常に安定しているという印象を受ける。
183cmのGK山形慈温、181cmの櫻本亜依万と183cmの西田祐悟のCBコンビ、ボランチの櫻井文陽、そして鈴木と石川己純の2トップとセンターラインが非常に強固で、この屋台骨が軸となって攻守両面で強度の高いプレーを見せる。
「今年の学年は技術のある選手が揃っている代なので、そこにどういう強さ、勝負を決め切れる部分を植え付けるかを意識してきました」
【PHOTO】2021年の高校サッカー界を彩る主な注目株を写真でチェック!~関西編
183cmのGK山形慈温、181cmの櫻本亜依万と183cmの西田祐悟のCBコンビ、ボランチの櫻井文陽、そして鈴木と石川己純の2トップとセンターラインが非常に強固で、この屋台骨が軸となって攻守両面で強度の高いプレーを見せる。
「今年の学年は技術のある選手が揃っている代なので、そこにどういう強さ、勝負を決め切れる部分を植え付けるかを意識してきました」
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こう語るのは濵田豪監督。監督就任22年目を迎える濵田監督にとって、今年は手応えのあるチームだった。櫻井、鈴木、石川、左MF田中大翔を筆頭に足もとの技術に長けた選手が揃い、かつシンプルに縦に速いサッカーも展開できるキック精度とパワーを持った選手も揃っている。濵田監督はこの2つを組織として融合させた。
左の保田成琉と右の今西一志の2年生両サイドバックは抜群のキックの精度を持ち、ボランチラインに入って攻撃の組み立てに加わるなど、サイドと中央からの組み立てで相手の守備の的を絞らせないようにしている。
石川と鈴木の2トップも全国的に見るとトップレベルの破壊力を誇る。鈴木はガンバ大阪ジュニアユース出身で、もともとはサイドからガンガン仕掛けるサイドハーフだったが、高校に来てFWにコンバート。フィジカルの強さが生かされ、ポストプレーヤーとしての才能が開花した。さらにドライブをしながら縦パスに抜け出す動きや、足もとに収めてから得意のドリブルを繰り出せるようになり、チャンスメーカーからフィニッシャーまで幅広くこなすストライカーとなったことで、プロへの道が拓かれた。
石川はヴィッセル神戸U-15出身でイマジネーション溢れるプレーが持ち味。鈴木の動きによって出来たスペースを見逃さず、そこに入り込んで2列目以降の動きをパスで引き出したり、自ら仕留めたりすることも可能だ。
手堅いサッカーも出来れば、クリエイティブなサッカーも出来る。柔と剛を兼ね備えた彼らは、インターハイ本戦では3回戦まで進み、神村学園を相手に3-4で敗れたものの破壊力ある攻撃を披露した。
左の保田成琉と右の今西一志の2年生両サイドバックは抜群のキックの精度を持ち、ボランチラインに入って攻撃の組み立てに加わるなど、サイドと中央からの組み立てで相手の守備の的を絞らせないようにしている。
石川と鈴木の2トップも全国的に見るとトップレベルの破壊力を誇る。鈴木はガンバ大阪ジュニアユース出身で、もともとはサイドからガンガン仕掛けるサイドハーフだったが、高校に来てFWにコンバート。フィジカルの強さが生かされ、ポストプレーヤーとしての才能が開花した。さらにドライブをしながら縦パスに抜け出す動きや、足もとに収めてから得意のドリブルを繰り出せるようになり、チャンスメーカーからフィニッシャーまで幅広くこなすストライカーとなったことで、プロへの道が拓かれた。
石川はヴィッセル神戸U-15出身でイマジネーション溢れるプレーが持ち味。鈴木の動きによって出来たスペースを見逃さず、そこに入り込んで2列目以降の動きをパスで引き出したり、自ら仕留めたりすることも可能だ。
手堅いサッカーも出来れば、クリエイティブなサッカーも出来る。柔と剛を兼ね備えた彼らは、インターハイ本戦では3回戦まで進み、神村学園を相手に3-4で敗れたものの破壊力ある攻撃を披露した。