初戦で勢いがつけば、全チームが持つ『打倒・青森山田』の急先鋒となるかもしれない
プリンスリーグ関西でも上位をひた走り、17試合消化で2位が確定。プレミアリーグ参入戦進出も決めた。内容もリーグ最多の36ゴールを叩き込み、失点もリーグ2位。さらに9試合もの完封勝利を飾ったように、最後まで崩れずに勝ち切れている。選手権予選では5試合で14得点・1失点という数字で勝ち切って、6年ぶり2度目の出場を手にした。
プリンスリーグ関西16節の大阪桐蔭との一戦でも立ち上がりはサイドを有効的に使った攻撃で2点を先行すると、一度は同点に追いつかれるも鈴木と石川の2トップの前への推進力を生かして、シンプルなロングボールでラインを押し下げてから、櫻井と稲垣大耀ら2列目が連動して空いたスペースを有効活用し、2点を奪って4-2で勝ち切った。
「いいサッカーをしている手応えはあります」と鈴木が口にしたように、全国でも十分に上位を狙えるチームに仕上がっている阪南大高。選手権では3回戦まで進めばインターハイ王者の青森山田と激突する可能性がある。初戦で勢いがつけば、全チームが持つ『打倒・青森山田』の急先鋒となるかもしれないだけに、今後の彼らの戦いぶりからは目が離せない。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
「いいサッカーをしている手応えはあります」と鈴木が口にしたように、全国でも十分に上位を狙えるチームに仕上がっている阪南大高。選手権では3回戦まで進めばインターハイ王者の青森山田と激突する可能性がある。初戦で勢いがつけば、全チームが持つ『打倒・青森山田』の急先鋒となるかもしれないだけに、今後の彼らの戦いぶりからは目が離せない。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)