インターナショナルウィークを終え、今週末から各国リーグ戦が再開される。レアル・マドリーは11月21日のラ・リーガ第14節で、グラナダと敵地で対戦。クラブは19日、クラブの公式ウェブサイトで、試合に向けて今週４回目のトレーニングを行ったことを報告した。

　その中で、ガレス・ベイルは屋内メニューを消化したと発表されている。現地メディアは先日、ベイルが13日のベラルーシとのワールドカップ予選でふくらはぎを負傷し、３週間ほどの離脱になると報じた。選手の希望でクラブが公表していないという。この知らせに、一部ファンは憤っている。

　昨シーズンに、古巣トッテナムにレンタル移籍したベイルだが、マドリーとの契約が最終年となる今季は“白い巨人”に復帰。だが、試合に出たのは８月の３回だけで、以降は負傷で欠場が続いている。

　ベイルとマドリーファンの近年の衝突は周知のとおりだ。代表で再び負傷し、マドリーで試合に出られないとの再度の報道に、フラストレーションをため込む一部ファンは暴挙に及んでしまった。

【動画】ベイルが運転する車を“襲撃”する一部のマドリーサポーター

　複数の報道によると、ベイルが車でバルデベバスの練習場を後にする際、怒るファンが汚い言葉を用いた罵声を浴びたという。さらに、あるファンがペンのような物をベイルの車に投げつける映像も出回った。サングラスをしていたベイルは、そちらをにらむように見てから車を発進させている。

　この件は、スペイン紙『Marca』や英紙『Daily Mail』など各国で「ベイルに怒りの罵倒」と報じられた。

　マドリーよりも代表や趣味のゴルフを優先させているとファンから揶揄・罵倒されているベイル。今回の負傷は、すでに深くなっている両者の溝をさらにえぐることになったのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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