得点シーンに象徴される日本代表変革の必要性。三笘薫&田中碧は五輪経由でW杯に出場したレジェンドたちに肩を並べられるか

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2021年11月17日

伊東、田中、三笘の3人は間違いなくチームの軸になっていくだろう

五輪世代の台頭が期待される。筆頭は三笘(左)と田中(右)だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 いつの日本代表にも新しい選手が入って来て、チームに刺激を与え、いつの間にか、主力になっていく。そうしてチームは新陳代謝を繰り返して強くなっていく。

 現代表で、そういう選手になりつつあるのが、伊東純也(28歳)、田中碧(23歳)、三笘薫(24歳)ではないだろうか。

 オマーン戦では日本のストロングポイントである伊東と期待のドリブラーの三笘がうまく呼吸を合わせて、ふたりで決勝ゴールをもたらした。それが、非常に象徴的だ。

 過去の日本代表を見ても予選でブレイクした選手が、その後の本大会でチームに好影響を与えている。

 フランス・ワールドカップ(W杯)最終予選では、名波浩が入ってボランチの軸となり、のちに中田英寿が台頭、チームの力を格段にアップさせた。このふたりがいなかったら“ジョホールバルの歓喜”と言われるW杯への道が開けていたかどうか微妙になっていたはずだ。

 日韓W杯は最終予選がなかったが、三都主アレサンドロの加入はチームに大きな影響を与えた。

 ドイツW杯最終予選では、主力に大きな変化がなかったが、福西崇史がボランチのポジションを奪い、最終的に中田英寿と組んで攻守において大きな役割を果たした。
 
 南アフリカW杯では、3次予選から長谷部誠が入り、最終予選からは松井大輔、大久保嘉人らが加わり、チームの主力になっていった。この3人は本大会ベスト16入りに大きく貢献している。

 ブラジルW杯の時は、最終予選を突破した後の、東アジアカップ2013に出場した中から山口蛍、大迫勇也、森重真人らが選ばれ、チームを大いに活性化した。

 ロシアW杯最終予選では、乾貴士が途中からチームに入り、最終的に本大会では際立つ活躍を見せた。原口元気も2次予選ではレギュラーではなかったが最終予選ではタイ戦から4試合連続でゴールを決めて、本大会ではふたりとも主力になった。

 こうしてみると最終予選などで登場し、チームに刺激を与えた選手は、ほぼ全員、本大会でも主力レベルの選手に成長している。

 森保一監督の日本代表も今後、また新しい選手が出てくる可能性もあるが、伊東、田中、三笘の3人は間違いなくチームの軸になっていくだろう。もっともすでに伊東は右サイドでストロングポイントになっており、田中も最終予選、2試合目にしてすでに主力の貫禄を見せている。三笘は、このオマーン戦が代表デビューになったが、停滞気味のチームの攻撃にドリブルでよい流れを生み、その影響で守備にも強度が出てくるなど、攻守に好影響を与えた。流れを変えられる選手の典型で、ロシアW杯での乾のような活躍が今後もイメージできる。
 
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