ネイマール、ハラだけじゃない!! 長きサッカーの歴史において“追放”された者たち

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年07月04日

様々な“やらかし”によって大会からオミットされた選手たち。

警告を受けて次戦出場停止、試合終了後にボールを蹴って相手にぶつけるなどして退場、さらに審判に暴言を吐いて4試合出場停止……。因縁のコロンビア相手に苛立ったネイマールは、見事なほどに“やらかして”しまった。 (C) Getty Images

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相手の集中力を削ぐために、見えないところで“ちょっかい”を出すのはよくあることだが、度が過ぎたハラ(右)。悪い意味で、すっかり時の人となってしまった。 (C) Getty Images

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 現在、チリで行なわれているコパ・アメリカでは、ピッチ上での熱いプレーだけでなく、そこで起こった“事件”にも多くの目が注がれた。
 
 なかでも、世界中の関心を集めたのが、ブラジルの至宝・ネイマールのグループリーグ・コロンビアにおける退場劇と審判への暴言、そして準々決勝でチリのゴンサロ・ハラがウルグアイのエディンソン・カバーニの肛門に指を突っ込んで怒らせ、退場に追い込んだ事件だ。
 
 これにより、前者は4試合の出場停止、後者には2試合出場停止(当初の3試合から軽減)&罰金というペナルティが科せられ、これによりチームが決勝まで勝ち進んでも出場できない、実質的に大会追放という重い処分が下された。
 
 審判への暴言、品位を欠いた下劣な行為と、半モラル的なものだけにより処分が重くなったのだろう。ネイマールは審判への不満をぶちまけながらも、自チームに対しては謝罪と激励の言葉を口にしたが、結局、ブラジルはエース不在をカバーできず、準々決勝でパラグアイにPK戦の末に敗北。ネイマールの行為は、高くついてしまったのである。
 
 さて、大きな話題をさらった2選手だが、こうした“やらかし”による大会追放は、長いサッカーの歴史において何度も起こっている。
 
 暴力的な行為では、94年アメリカ・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、ブラジルのレオナルドが開催国アメリカのタブ・ラモスともつれた際に、強烈な肘打ちをこめかみにヒットさせた。
 
 ラモスは目を見開いたまま倒れ、非常に危険な状態であることをうかがわせたが、後に骨折していることが判明。レオナルドは当然、退場処分となり、後に4試合出場停止の厳罰が科せられ、チームは後に優勝を飾るも、彼の大会はこの時点で終了した。
 
 また、同大会の準々決勝では、イタリアのマウロ・タソッティが、スペインのルイス・エンリケに対して肘打ち。ルイス・エンリケは鼻血を流して抗議したが、試合中にタソッティにカードが掲げられることはなかった。
 
 しかし、後に映像によって検証された結果、8試合出場停止という重い処分が下され、タソッティはこの大会だけでなく、代表選手のキャリアも終了することに。ちなみにその後、この行為を悔やみ続けた彼は、2011年、ルイス・エンリケがローマの監督を務めたことで、ようやく顔を合わせる機会を得、謝罪、そして和解することができた。
 
 続いて、ハラのような“奇行”では、まだ記憶に新しいルイス・スアレスの「噛みつき」が挙げられるだろう。
 
 昨夏のブラジル・ワールドカップ、グループリーグのウルグアイ対イタリア戦で、ウルグアイのスアレスはイタリアのジョルジョ・キエッリーニの肩に噛みついた。
 
ハラのケース同様、試合中に処分を受けることはなかったが、後の調査でなんと4か月ものサッカー活動停止を命じられ、ワールドカップからの追放どころか、10月までプレーを禁じられることとなった。
 
 メジャーイベント中の追放ということで最も大きなニュースになったのは、こちらも94年ワールドカップ、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナだろう。チームの中心であり、大会の注目選手でもあったマラドーナは、グループリーグ2戦目のナイジェリア戦後にドーピング検査を受けた結果、陽性反応を示し、大会から締め出された。
 
 市販の鼻炎薬を飲んだだけとマラドーナは弁明したものの、これが受け入れられることはなく、背番号10を失ったアルゼンチンは弱体化して早期敗退を決した。

 なお同様の件では、78年アルゼンチン・ワールドカップでスコットランドのウィリー・ジョンストンも、やはり服用した鼻炎薬に禁止薬物が含まれており、大会途中で追放されることとなった。

強烈なひじ打ちで退場となったレオナルド(16番)。命にも関わる危険な行為であり、長期出場停止もやむをえなかった。 (C) Getty Images

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異例の長期出場停止処分を受けた昨夏のスアレス。「噛みつき男」のイメージが完全に定着してしまった。 (C) Getty Images

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