加部 究 新着記事

監督交代に見る「先見性」――例えば鹿島の、そして浦和のタイミングはどうだったか?

 ある経験豊富な指導者が言った。「リスクを負わないことが、時には責任逃れになるものです」  2年前のカナダ・ワールドカップを終えた後だった。なでしこジャパンは、連覇こそ逃したが、粘り抜いて2大会連... 続きを読む

焦燥が透けて見えるハリルの試行錯誤ぶり。最大の懸念は理想のボランチ探しか

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 1-1 イラク/6月13日/PASスタジアム 勝点3が欲しい重要な一戦で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、いくつもの新しい選択をした。守備の要となる逆... 続きを読む

元日本代表も柏U-18のポゼッションを絶賛! 育成型を貫く首位・柏に生まれる好循環

 若いけれど年季が入っている。だから柏の選手たちは、ウォームアップのミニゲームから唸らせる。  5月14日のFC東京戦は、U-20ワールドカップのために中山雄太がチームを離れていたが、それでもスタ... 続きを読む

【コラム】想像を超える10代の成長曲線。久保建英がロシアW杯に間に合う可能性は?

 韓国から帰国したばかりの久保建英は、早くもスタメンでJ3のピッチに立っていた。U-20ワールドカップでベスト8を賭け、ヴェネズエラと120分間に及ぶ激闘を終えてから、わずか4日後のことだった。 ... 続きを読む

最高の勝利の形――自死寸前まで追い詰められた重症の青年を快方へ向かわせたものとは

 どうもオレンジに元気がない。本家オランダ代表は、EUROに続きワールドカップ予選でも苦境に立たされ、ダニー・ブリント監督が解任された。Jリーグでは「しぶとく落ちない」ことが伝説化されてきたが、... 続きを読む

才能だけで久保建英は生まれない。元バルサ育成指導者が日本の状況に覚えた違和感とは

 東京Vの冨樫剛一前監督は「あの子、面白いボールタッチをするな」と、チビッ子たちのゲームを眺めていた。しばらくして休憩になると、スタンドにいたお父さんがピッチまで降りて来て告げる。「建英、もうい... 続きを読む

ハリルの今野再評価は功か罪か――歴代の指揮官を悩ますボランチの選択

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、繰り返し本音を吐露しながらも、予測されるべき批判に対して防波堤も用意した。 「ネガティブなことをたくさん話してしまった。4-0の試合で、こういう発言をする監督は... 続きを読む

ドイツ以外での成功が難しいのはなぜか? スカウトになった94年J得点王オッツェが見た日本人選手とは

 日本ではオッツェの愛称で親しまれたフランク・オルデネヴィッツ氏が、6月に開校する「日独フットボールアカデミー」の校長に就任し来日した。ジェフ市原(当時)に在籍した1994年にはJリーグの得点王... 続きを読む

湘南・日独FA・ブレーメンによる共同育成プロジェクトが発足。その仕掛け人が明かす壮大なるビジョンとは?

 J2の湘南ベルマーレが、ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメン、さらには日独フットボールアカデミー(FA)との三者共同育成プロジェクトの発足を発表した。【PHOTO】選手権のヒーローたちがJの... 続きを読む

【識者の視点】W杯出場枠の大幅拡大でも日本が連続出場を維持する保証はない理由

 FIFA(国際サッカー連盟)は1月10日、2026年のワールドカップから参加国枠を現行の32チームから48チームに拡大することを決定した。  一気に16チームが増える大幅な拡大によって、本大会や... 続きを読む

日本にスーパーFWが生まれないのは「エゴ不足」だけにあらず。ヒントは久保建英や女子選手に

 ストライカー不在による決定力不足が、日本サッカーの大きな課題だと言われている。とくに近年の日本代表が、アジアカップやロシア・ワールドカップ最終予選で、圧倒的にゲームを支配してシュートを浴びせま... 続きを読む

原口の運動量に象徴される“闘い”の強調。中東アウェー戦へ“決める体力”とのバランスをとりたい

 指揮官の志向を、明確に表現し切った一戦だった。  選手たちは、前線から全力で疾走し、すべてのデュエルで身体を張って戦った。日本がボールを奪うとゴールへの最短ルートを探したのに対し、サウジアラビア... 続きを読む

大迫抜擢の遅れでハリルは自らの首を締めた感も。指揮官に次世代との融合を図る余裕は…

 満員のスタジアムで中東勢相手と、4日後のサウジアラビア戦へ向けてリハーサルの雰囲気作りは万全だった。また久しぶりにフレッシュな話題作りにも成功した。前夜祭としては悪くなかった。だが遠路やって来... 続きを読む

【日本代表】小林祐希の原点<4>19歳で10番、主将、移籍… そしてどん底からのリスタート

 祐希世代が18歳を迎えた2010年、東京Vユースは快進撃を見せた。夏にはクラブユース選手権を制し(祐希はMVP)、さらには慶応大、横河武蔵野など大学や社会人の強豪を倒して、天皇杯の東京都代表の... 続きを読む

【日本代表】小林祐希の原点<3>時にはピッチ外に放り出されることも…。彼は多感な少年時代をどう過ごしたか

 世界大会のメンバーから外れた祐希は、1歳上のチームとともにブラジル遠征に参加している。再び冨樫剛一(現東京V監督)の証言である。 「10 番を奪うのは、丸山浩司監督、 中村(忠/現FC東京コーチ兼U... 続きを読む

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