小宮良之 新着記事

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 監督に必要なのは「名将の下での修行」より「下部チームの指揮」

 監督は、監督として成熟する。  欧州サッカー界をリードする指揮官は、いずれも監督としての経験を積み、その力量を高めている。コーチからの「丁稚奉公」ではない。監督として失敗し、成功し、一人前になる... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 “段階的”な強化など不可能! 全て“同時”に推し進めるべきだ

「堅守+攻撃サッカー」  しばしば、この手のスローガンやメディア評価を目にする。守りを固めることができたから、次はより攻撃的に!――そうした強化の発想だろうか。  しかし残念ながら、実現できる可能性... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 アジアカップでの日本に対する「手のひら返しの論調」を批評する

 アジアカップで日本は、グループリーグから決勝トーナメントのサウジアラビア戦、ベトナム戦まで、「守備的」「すっきりしない」と批判を浴びた。  それが、準決勝ではイランを相手に3-0で快勝したことに... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】イラン戦での先制時、何が南野拓実にボールを追わせたのか!?

「審判の笛が鳴るまでは、決してプレーを止めてはならない」  それは世界中で広く知られる、サッカーの“不文律”である。今さら言うまでもない。それほどに浸透している言い回しだ。 ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 ジダンを追い詰めたのは!? 世界王者クラブを率いる監督の苦労

監督は、簡単な職業ではない。  周りから押し寄せる重圧は、生半可なものではないだろう。負けが込めば、ファンに罵倒される。精神的に、きついに違いない。  もっとも、それは指揮官としては、大した話ではな... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 次々に生まれる「サイドから仕掛けられるタレント」をどう活かす!?

「仕掛けることで相手のバランスを崩せる選手が、攻撃では欠かせない」  マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はそう言って、過去に率いたチームでは、その系統のアタッカーを重用してきた。... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 耐えられないほどの重圧を受けるプロ選手たちの様々な克服方法

 プロサッカー選手は、周りから強い重圧を受ける。その日々は、精神的にも大きな負荷となる。結果として、鬱に近い状態に陥ってしまうケースも珍しくない。  例えば、スペイン代表として南アフリカ・ワールド... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 ファンのブーイングや罵声に選手たちはいかに対応するべきか!?

 スタジアムでのブーイングは、選手のメンタルにどのように作用するのだろうか? 「ブーイングをバネに、という話がよくありますよね? でも、あれを受けて良い気持ちになるはずはないですよ。正直、とてもネ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 選手に軽んじられる監督、選手に庇われる監督…違いはどこに!?

 名将の条件とは何か?  斬新なトレーニングで、華やかなプレーを実現できる。例えば、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラのような監督は、間違いなくそのひとりだろう。場当たり的で... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 蹴球界のさらなる成長を促すJリーグの真の「ピラミッド」化

「なぜJリーグでは、下部リーグから選手をもっと引き上げられないのか。欧州では、4、5部リーグの選手が1部で活躍することもある。そうした突き上げによって、競争力は上がるはずだが…&h... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 凄まじい勢いで台頭する「五輪世代」が感じさせる新時代の幕開け

ここ数年間、日本サッカーは世代交代が遅々として進まない空気があった。  象徴である日本代表の主力の顔ぶれが、2011年アジアカップ優勝メンバーと大きく変わっていないこともあっただろう。若い選手たち... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 南野らにもライバルを! 期待が持てる森保ジャパンのアプローチ

「(攻撃は)コンビネーションを使いながら、ゴールに向かうかたちは見えてきました。少しずつ、チームとして良いかたちができつつあると思います。(これでアジアカップは)チームとして負けなしで迎えられる... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 バルサ自体が苦労した「バルサ化」。日本で実現させるには…

「バルサのように攻撃的なサッカーを!」  このような、夢に向かう「合い言葉」を、たびたび目や耳にする。ボール支配で上回り、パスを繋げ、何度もゴールに迫る。オフェンシブな時間が長いチームだろうか。  ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 スペイン史上最高のストライカーを生んだ貪欲な“学び”の姿勢

 小説『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で、主人公の広瀬ゆうは、身体が大きくはないし、足が速くもなく、力も強くなく、飛び抜けて上手くもない。それでも、プロサッカー選手に憧れ、日々、仲間... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】 デル・ピエロの「真のカルチャトーレ」としてのキャリアに学ぶ

 クリスチアーノ・ロナウド、リオネル・メッシという稀代のスーパースターが登場する以前、サッカー界の主役のひとりだったのが、元イタリア代表アレッサンドロ・デル・ピエロだろう。  そのデル・ピエロは今... 続きを読む

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