小宮良之 新着記事

監督を“見切る”タイミングの難しさ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 いつ監督を見切るべきか? クラブフロントとしては、悩ましいところだろう。見切りは、早すぎても遅すぎても、クラブそのものにダメージを与える。そもそも、クラブとしての方向性がないとタイミングなど図... 続きを読む

サイドアタッカーの台頭は日本サッカーの「可能性」だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<横槍を入れる> それは、戦場における勝利の常道だろう。その言葉は転じて、談話や交渉で第三者が横から口を出し妨げること、を指すことにもなっているが、もともとは、合戦で相手を脇から一隊で攻め寄せる... 続きを読む

戦術は平凡でも…ジダンに見る名将の「3つの条件」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 欧州3連覇を成し遂げているジネディーヌ・ジダン監督は、なぜ名将なのか? まず一つは、ジダンの選手時代の経歴がカリスマになっている点があるだろう。今もボールタッチは、スター選手にも一目を置かれる... 続きを読む

ジダン、バルベルデ、ポステコグルー…千差万別の「選手交代」へのこだわり【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカーは、90分の戦いのスポーツである。 試合開始時点では、ガソリンが満タンの状態。そこから、お互いがゴールに向かって燃料を使い、時間とともに消耗していく。つまり、最後はガソリンが足りなくな... 続きを読む

「足りないことを武器にする」“バスク純血主義”を貫くA・ビルバオの大物食い【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 2019-20シーズンのラ・リーガ開幕戦で、バスクの古豪アスレティック・ビルバオは王者バルセロナと矛を交え、終始、戦う姿勢を崩さなかったことで、1-0という価値ある勝利をものにした。 試合開始... 続きを読む

U-23日本代表の“希望”となる2人のアタッカー【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 グループステージでの敗退が決まった「AFC U-23選手権」だが、U-23日本代表は希望の光も示している。〈ペナルティーエリア近くで勝負を仕掛け、ゴールに向かってプレーする〉 攻撃の旗手となるべ... 続きを読む

「名将の定義」とはーー“スーペル・デポル”を率いたイレルタの驚くべき一言【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 チャンピオンズリーグ、グループリーグ最終節。インテル・ミラノ戦前日、監督会見でのやりとりだ。バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が特定の選手の起用について、イタリア人記者に訊かれた時だった。... 続きを読む

“弱すぎる”香港から得た「教訓」を韓国戦で活かせるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 E-1選手権、香港との戦いは、「教訓」とすべきものだった。 香港は5-4-1という守備的な布陣で、格上の日本の戦いをどうにか封じようとしていた。リトリートしながら、スペースを消し、自由を与えな... 続きを読む

中国戦で綻びを見せた森保ジャパン。世界の主流とは反する3バックの問題点【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 東アジアサッカーの頂点を決めるE-1選手権、森保一監督が率いる日本は初戦で中国と戦い、2-1と幸先良い勝利を収めている。 残念ながら、一番クローズアップされたのは、中国代表選手のラフプレーだっ... 続きを読む

カギは日本人選手と外国人助っ人の「ユニット」。今季のJ1躍進チームに見えた共通項【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 2019年シーズン、J1は外国人枠の登録に関しては無制限に、試合出場枠も5名に増えた。これによって、各チームが外国人選手を積極的に補強する流れになっている。 ヴィッセル神戸は、その制度変更を最... 続きを読む

“模範的”なコロンビアに完敗した五輪代表の「現実」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 今年11月、広島。日本U-22代表と南米コロンビアU-22と戦い、0-2とほぼ完敗している。手も足も出ないに近かった。 その戦いはさまざまに検証されているはずだが、コロンビアの視点に立ってどう... 続きを読む

もつれにもつれそうなJリーグの優勝争い――最後に勝負を分けるのは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「優勝が決まるのは、最後の7、8試合だ」 そう語っていたのは、スペインの名将ルイス・アラゴネスだったか。スペイン代表を欧州王者に導いただけでなく、多くの選手に影響を与えてきた指導は、亡くなった後... 続きを読む

中盤の攻防戦で敗れた森保ジャパン――キルギス戦で浮き彫りになった課題【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 11月14日に行なわれたキルギス戦は、森保ジャパンの発足以来、ワーストゲームの一つになったと言えるだろう。「ピッチが滑ってでこぼこ」 条件面の厳しさはあったかもしれない。「敵地で2-0と勝利し... 続きを読む

メッシが好例――ラ・リーガのセカンドチームで身につけるべきものは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 スペインでは、トップチームがセカンドチーム(Bチーム)を所有し、各カテゴリーに所属している。例えば、レアル・マドリーのセカンドチームはカスティージャという呼称で、今シーズンは2部B(実質3部)... 続きを読む

集団を機能的させるには「公平さ」が不可欠。「不公平感」が漂うチームは勝者になりえない【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカー選手は、何を求めるのか?  それは一言で言えば、公正さ、だろう。「自分の実力を、正しく評価して欲しい」「自分の適性を正しく見極め、然るべきポジションを与えて欲しい」「正しい(給料の)査... 続きを読む

海外日本人

サッカーダイジェストの最新号

ページトップへ