小宮良之 新着記事

バルサが見せた、まるでモウリーニョのチームのような「集中的な戦い」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 チャンピオンズ・リーグのグループステージ第5節、バルセロナは敵地でハンガリーのフェレンツバロシュを0-3と“粉砕”している。 ロナウド・クーマン監督は、リオネル・メッシ... 続きを読む

「名選手だったから、人が好いから、長くいるから…」優れた人物でも、適材適所でなければクラブの損失となる【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 歴史上の人物で、“暗愚”とされる者たちがいる。 例えば、今川家を没落させたと言われる今川氏真である。桶狭間の戦いで父、今川義元が討たれた後、弔い合戦に及ぶどころか、領土... 続きを読む

なぜマドリーではストライカーが育ち、バルサでは育たないのか? 日本のCF不足解消のヒントにも…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 11月21日に行なわれたビジャレアルとの一戦で、レアル・マドリーのFWマリアーノ・ディアスは開始1分で、右からのクロスにヘディングで合わせ、ゴールネットに放り込んでいる。 マリアーノは今シーズ... 続きを読む

ペップとシメオネ――。愛弟子が語る、正反対の戦術を用いる両指揮官の“共通点”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦術は、戦略を遂行するための手段である。 それは、サッカーの世界ではチームのキャラクターとなっている。いかに戦うのか。それを日々の練習で鍛え上げ、確立する。その色は、90分の中で否応なく出てき... 続きを読む

“コンバート”で掴んだ成功――。世界を席巻した元オランダ代表の名ストライカーはMFで伸び悩んでいた…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 オランダ、アイントホーフェンの郊外にあるヘッフェンという町を訪れたことがある。 欧州最高のストライカーの一人だったオランダ代表ルート・ファン・ニステルローイのルポルタージュだった。彼がどのよう... 続きを読む

3バックか4バックか――。Jリーグではここ1、2年で“潮流”に変化が【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 Jリーグでは、2、3年前まで3バックが全盛だったが、昨年からは4バックが増えてきた。今やJ1では、上位のチームは大半が4バックだし、J2でも4バックを採用するチームが少なくなくなった。「3人セ... 続きを読む

ユベントスの新旧エースに共通する“最大の違い”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカー選手はピッチに立てば、誰もが勝ちたい気持ちを持っている。負けは悔しい。その激情が、勝者のメンタリティーとかいう言葉で語られる。「負けたいと思っている選手なんていない」 それは一つの真理... 続きを読む

“ストライカーの指南役”小林伸二監督の下で北九州FWディサロ燦シルヴァーノが覚醒【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「ストライカーは育てるものではなく、生まれるもの」  それは一つの定説で、真理に近い。 生来的な資質、キャラクターが大きく影響する。得点を取る才能はトレーニングでは得られない、というのが定石であ... 続きを読む

イニエスタ、長谷部、ゴディン…単純なスピードよりも、それを活かす「知性」が尊ばれるべきだ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 走る。 日本人は良くも悪くも、スポーツにおいてはそこに焦点を当てるのが嫌いではない。 サッカーでも例えば、スプリントを何回したか。その数字から何かを導き出そうとする。速く走ることは、多く走るこ... 続きを読む

利点ばかりではない「5人交代制」――サッカーの醍醐味が失われる懸念も…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 試合中の交代人数が、緊急的に変更された。コロナ禍の影響で、3人交代が原則だった試合は、スケジュールの過密化による体力面を考慮。2人増えて、5人交代が可能になった。 この変化は、小さくない。 5... 続きを読む

出遅れた王者マリノスにCFジュニオール・サントスがもたらした“効果”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカーは90分、そして一つの大会、もしくは1シーズンという長丁場の勝負である。ミクロ的な視点は大切だが、マクロでしか判断できないこともある。一つ一つの積み重ねの連続が、勝敗を分けているのだ。... 続きを読む

戦術が“オタク化”する日本。元神戸監督リージョは「トランジション」すら好まなかった【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 昨シーズンはヴィッセル神戸で監督を務め、現在はマンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラの右腕としてコーチをしているファン・マヌエル・リージョと、筆者は何度かサッカー論を語り合ったこと... 続きを読む

「女好きで素行が悪い」そんなイメージだったブラジル人がラ・リーガに起こした“化学反応”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「ブラジル人は酔っ払いで、夜は踊り狂い、度を超える女好きで、とにかく素行が悪い」 実は1990年代に入るまで、スペインではこんな噂が信じられていた。イメージを極端にしたものだろう。その昔、「日本... 続きを読む

ドイツとはまるで違う日本人選手の“スペイン挑戦”。「なぜ言葉がわからない人間にパスを出す必要がある」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 海外挑戦。 それは一括りにするべきではない。例えば、ヨーロッパだけで見ても、各国、成功する条件は違っている。その難易度も当然、別だ。 例えば、ドイツでは日本人の勤勉さ、規律正しさ、真面目さが尊... 続きを読む

度量の大きいジダン、“明智光秀タイプ”のエメリ…多様なリーダーシップの“種類”【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀は、織田信長の配下として優秀な家臣団を作っていた。信望を得られるだけのリーダーシップがあったのだろう。光秀は篤実な性格のリーダーで、内政事業... 続きを読む

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