小宮良之 新着記事

ラ―ジョがバルサ相手に披露したボールホルダー徹底的に潰す戦術。一見、正解に見えるが…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカーは陣地、スペースの奪い合いである。しかし当然、そこには人がいて、ボールを巡った争いになる。つまり人が守る陣地での攻防を制するかどうか、が勝負の分かれ目となるのだ。 もっとも、そこで最適... 続きを読む

「面白みがない」と思わせるほど隙がないR・マドリー。 バランス感覚が突出したアンチェロッティ監督の戦い方は無欠だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 1月16日、サウジアラビアで行なわれたスペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)、レアル・マドリーは決勝でアスレティック・ビルバオを2-0と下し、優勝を飾っている。 チームとして重厚さを感じる戦... 続きを読む

“敗軍の将”がチームに居座るケースが多いJリーグ。欧州では例外的だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 プロサッカーは、結果が問われる世界である。 集団のリーダーである監督は、その十字架を背負う。だからこそ特権が与えられるし、欧州や南米では「ミスター」の敬称で呼ばれる。勝負を託された人物だ。 に... 続きを読む

なんとレフティ5人を同時起用も…4‐3‐3を自在に操るR・ソシエダの成功は森保ジャパンのヒントに?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 スペイン、ラ・リーガの古豪レアル・ソシエダが4‐3‐3を攻撃的に運用し、成果を上げている。どんな相手でもボールを握り、能動的なプレーを目指し、今シーズンも上位につける。「FCバルセロナやマンチ... 続きを読む

「辛い瞬間だ…」あまりに唐突な引き際となったアグエロ。その無念さは計り知れない【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「引き際」 それには様々な形があるだろう。ケガ、年齢、実力不足、セカンドキャリアなど引退理由はたくさんあるし、静かに時が来たことを悟って退く形もある。50歳を過ぎても現役を続ける選手がいる一方、... 続きを読む

正真正銘のボスとは? 日本では「ボス感」だけで勝負し、暴走する指揮官も…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「ボス感がある」 日本サッカーでは監督を評価するとき、そうした表現がある。 チームを束ねるリーダーシップを指しているのだろう。モノ言わずとも、空気を引き締め、戦う集中力を漲らせられる。一言の力が... 続きを読む

「笛吹けども踊らず」指揮官シメオネの弱気がチームを挫く。「前へ、前へ」と叫び続けても…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<笛吹けども踊らず> これは新約聖書の一節から発した言い回しである。人に何かをさせるつもりで様々に手立てを調えて誘っても人が応じない、という嘆きというのか。それが転じ、スポーツ界では、リーダーが... 続きを読む

最も罪深いミスは相手を恐れてのミス。例えば、サウジ戦の柴崎岳のように…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 ミスは一括りにできない。 例えば、エリア内で決定的なクロスをノーマークでシュートできる場面で、当てそこなう、あるいは空振りをする。チャンスをふいに。それは試合の趨勢を決するかもしれない。痛恨の... 続きを読む

Jリーグで生まれたCKからのミドル弾。戦術家エメリであればどう防いでいたか?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 ビジャレアルを率いるスペイン人監督ウナイ・エメリは、今や名将の一人に数えられるだろう。セビージャ時代にはヨーロッパリーグ(EL)を3連覇し、パリ・サンジェルマンではリーグ・アン優勝、アーセナル... 続きを読む

リーガで首位争いをするR・ソシエダは、なぜ下部組織から数多の“戦える選手”を輩出できるのか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 サッカーの勝負を語る時、メンタルは最も使われる言葉かもしれない。  強いメンタル、弱いメンタル。たしかに、それは勝敗を左右するだろう。  選手は心理的に健全な状態であれば、いつもの力、もしくは... 続きを読む

「4-3-3は是か非か」という議論に意味はない。重要なのは指揮官のコンセプトと選手のキャラクターだ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 4-3-3は是か非か――。 その議論に大した意味はないだろう。フォーメーションは、各ポジションを担当する選手のキャラクターによって大きく変わる。別のチームのような顔を見せる。 同じ4-3-3で... 続きを読む

「危険分子」でも平等に起用。“辛抱強い”人材活用術で栄冠を勝ち取った、度量の大きな名将たち【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦国時代を平定した天下人、徳川家康は一筋縄ではいかない人生を過ごしている。母とは引き離され、父は暗殺され、幼少時代は人質として過ごし、生き残るために、妻も、長男も、その手で葬らざるを得なかった... 続きを読む

森保ジャパンの“新機軸” 4‐3‐3は「バルサ型」ではなく「フランス代表型」。その申し子的な選手が…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 カタール・ワールドカップ・アジア最終予選、負けられないオーストラリア戦で、森保一監督は4‐3‐3のシステムを採用。結果は、2‐1と、どうにか勝利を収めている。 4‐3‐3は、大きく分けて二つタ... 続きを読む

ユナイテッドを追い詰めた“最高の戦術家”――ビジャレアル指揮官エメリの「特別な手腕」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 戦術的に整備することで、試合を優位に進められる可能性は高くなる。ポジショニングの確立、ボールの動かし方、プレッシングやリトリートの質、あるいはセットプレーのバリエーションもあるだろう。 ビジャ... 続きを読む

シメオネはなぜ“守備戦術のスペシャリスト”なのか。Jリーグの指揮官では…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<守備を固める> その言葉は、サッカーにおいて危うさを含んでいる。守りの度合いを強めるものだとしても、陣形を硬直させる可能性がある。一つは、気持ちまで守りに入ってしまうこと。もう一つは、守ること... 続きを読む

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