吉田治良 新着記事

森保ジャパンは本当に「最高の船出」を切ったのか?ヤングパワーの台頭は喜ばしいが、一歩立ち遅れた印象も否めない

 バックミラーに豆粒のように映った黒い塊が、次の瞬間にはもう、テールに貼り付いていた。 慌てて走行車線に戻ると、その脇を「ビュン」と風を切り裂きながら、一台のポルシェが平然と走り抜けていく。  ヨ... 続きを読む

サッカー界の「ファーストペンギン」――本田圭佑の新たな挑戦には"裏ミッション"があるのかもしれない

 プロフェッショナル「ケイスケ・ホンダ」の発想は突拍子もなくて、私のような凡人の想像の斜め上どころか、高度1万メートル上空を行く。  オーストラリアの強豪メルボルン・ヴィクトリーへの移籍を発表した... 続きを読む

実験は成功? イニエスタがJリーグの"ピンボールサッカー"に乗っかったワケ

 ある種の実験をしているようにも見えた。  J1リーグ18節の柏レイソル戦で、ヴィッセル神戸加入後初スタメンを飾ったアンドレス・イニエスタのことだ。  バルセロナの、あるいはスペイン代表のそれとはま... 続きを読む

神童・エムバペの奥深さと看過できない態度。小細工に没頭するのは少しばかり早すぎる

 準決勝のベルギー戦で改めて確認できたのは、神童と呼ばれる19歳の奥深さだ。  キックオフ直後にいきなり縦へ強引に仕掛けたのは、いわば伏線だったのだろう。爆発的なスピードに対する相手の警戒心をマ... 続きを読む

戦前の予想を覆した「年功序列ジャパン」の快進撃。けれど、日本サッカー全体の経験値は…【ロシアW杯】

 セネガル戦の終了直前、あらためてピッチに立つ日本代表の顔ぶれを見て、時間が止まってしまったような感覚に陥った。  川島永嗣、長友佑都、長谷部誠、岡崎慎司、本田圭佑。11人中5人が8年前の南アフリ... 続きを読む

淡白に敗れる西野ジャパンに問いたい。「なぜ、ポジティブでいられるのか」と

 8年前の、ちょうど今頃の感情を思い出してみる。  2010年の南アフリカ・ワールドカップの開幕が目前に迫っても、当時『週刊サッカーダイジェスト』の編集長だった私に、高揚感はほとんどなかった。  も... 続きを読む

いつかはイニエスタ・ジャパンも⁉ バルサ・スタイルの伝道師が指し示す日本サッカーの明るい未来

 フットサルの試合を終えて、ぜーぜーと肩で息をしている中年男の隣で、社会人1年目の若者が、ちょっと近所を散歩してきたくらいの涼しい顔をしていた。  聞けば、1994年生まれの23歳だという。「ドー... 続きを読む

引退したNBAの英雄、コビー・ブライアントが幼少期に憧れたサッカー選手とは?

 4月13日のゲームを最後に、ついに現役生活にピリオドを打ったNBAの英雄、コビー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)。そのジャズとのラストゲームでは、大量60得点をマークする&ldquo... 続きを読む

「侮れないギリシャの不気味」 サッカーダイジェスト特派としてEURO2004優勝を見届けた元編集長が【証言】

 弱者が強者を倒すストーリーは、ほとんどの場合が痛快このうえないものだが、なかには例外もある。  今から10年前のEURO2004で、あろうことかホスト国のポルトガルを、開幕戦と決勝戦の二度に渡っ... 続きを読む

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