【日本代表/会見要旨・選手評編】ゴール前の効率性を上げるためには「南野が必要だ」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年10月01日

「南野に関して、一番面白いのはボールのないところでの動き」。

初招集となった20歳の南野。指揮官は「現代のフットボールに適応するアタッカー」と高い期待を寄せている。(C)Getty Images

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●FW①-本田、南野、原口、宇佐美について
「本田は前節のゲームには出ていませんが、いくつか良い試合を見せています。イタリアは本当に競争が激しく、そこまで心配はしていませんが、そういった厳しい環境の中でパフォーマンスを上げているに違いありません。
 
 南野は新しい選手です。初めて、我々と一緒にプレーするわけですけど、彼も時間をかけて追跡してきました。霜田技術委員長が2週間かけて見てくれましたし、非常に面白い選手だと思います。
 
 現代のフットボールに適応するアタッカーで、右も左もこなせて、効果的なプレーができます。そして、ゴール前にしっかり現われる。ゴール前でフリーになり、フィニッシュに顔を出してくれる。一番面白いのは、ボールのないところでの動きですね。常に、得点を取る・取らせるポジションにいます。リーグ戦でもカップ戦でも点を取っている。数年後には、日本代表にとってものすごく効果的な選手になると予想しています。
 
 現時点で、我々はゴール前の効率性というところで、ハイパフォーマンスを見せられていません。だから彼が必要です。永井が怪我をしているからというわけではありませんが、南野には期待しています。まだ20歳。私はやはり若い世代を信頼して使いたい。若い世代でも、上手い選手がいれば、躊躇なく(代表に)入れたい。
 
 原口は左ですね。彼は毎節、試合に出ていて、ますます自信をつけてきています。彼もチームにとって重要な選手になりつつあります。
 
 宇佐美も良いシーズンを送っていて、向上もしています。能力のある選手で、先日、彼と話しましたけど、しっかりと私のメッセージを理解してくれていますし、取り組んでいるトレーニングにも満足しています」
 
●FW②-岡崎、武藤について
「岡崎は、クラブで良いスタートを切れています。厳しく、パワフルで、“デュエル”がたくさんあるリーグ戦を戦っているわけですが、もっともっと点を取ってほしいと思っています。それは全選手に求めていることでもありますが。
 
 武藤は試合で決定的なチャンスを作っていますね。ゴール前のところではまだまだ冷静さ、集中が少し足りませんが、真ん中で岡崎と競争してほしいと思っている。ドイツでは2トップでプレーしていますが、彼はサイドでもプレーできる選手です。チームの可能性を広げるという点で、重要になってきます」
 
●メンバー発表を終えて
「ヨーロッパでプレーしている選手は、オマーンには直接行ってもらうことになります。またバックアップメンバーはGK、DF、MF、FWという形で8人、用意しています。彼らに関しては、ギリギリのところで怪我人が出た場合には、すぐに来られるように準備してもらっています」
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