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好発進の原口、指揮官の期待が高い宇佐美は“熾烈かつ公平”なチーム内競争を勝ち抜けるか!?

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2018年02月02日

「はっきりと『僕のことが必要』と言ってくれた」

加入2戦目でスタメン出場し、ゴール&アシストと結果を残した原口と、終盤の交代出場に甘んじている宇佐美。しかし彼らは、主力の座を保証されたわけでも、チャンスを失ったわけでもない。横一線の厳しい争いは続く。 (C) Getty Images

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 今シーズン開幕前にデュッセルドルフが掲げた目標は、「何が何でも1部リーグ復帰!」だったわけではない。


 2部リーグは、1部からの降格クラブであるダルムシュタットとインゴルシュタット、そこにニュルンベルクやザンクト・パウリといったクラブが絡むという見方が、多勢を締めていた。
 
 ところが、序盤から取りこぼしを続けるダルムシュタットとインゴルシュタットの両クラブが早々に昇格争いから脱落するなか、するすると勝点を積み重ね続けていたのが、デュッセルドルフだった。
 
 指揮官のフリードヘルム・フンケルは「昇格請負人」と呼ばれるほど、2部での経験が豊富な監督だ。シーズン全体の流れを読むことができる。そして、掴んだ流れを簡単には手放さないしたたかさがある。
 
 デュッセルドルフは開幕から首位を快走していたが、12節ボーフム戦から17節ニュルンベルク戦まで6試合連続未勝利。しかし、そうした状況でもフンケル監督は焦ることなくチームを鼓舞し続け、18節ブラウンシュバイク戦で久しぶりの勝利を挙げると、そこから3連勝で首位に返り咲いている。
 
 冬の移籍での補強は、必須要件ではなかった。だが指揮官は、移籍市場へ常に気を配っていた。どこかに、チームに必要な、チームに合った条件で獲得できる人材がいるかもしれない。そして彼は、原口元気に辿り着いた。
 
「長年、サッカー界でやってきた私の経験がモノを言った。原口の代理人であるトーマス・クロートのことは、昔から知っている。彼とともに、多くの日本人選手の移籍に動いたのだから。ヘルタ・ベルリンの監督であるパル・ダルダイは、私の下で選手としてプレーしていたこともある」
 
 出場機会を求めていた原口には、そんなフンケル監督の熱意が響いた。他クラブからの興味があったことを認めた上で、「フンケル監督と話をし、はっきりと『僕のことが必要』と言ってくれた。だから、デュッセルドルフに来ることを決断しました」と、『ビルト』紙に明かしている。
 
 原口の獲得を喜んだフンケル監督は、加入直後の19節アウエ戦でいきなりメンバー入りさせ、すぐに途中交代で起用して、信頼が口だけでないことを示した。
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