17節のスウォンジー戦に４-０で完勝したマンチェスター・シティが、プレミアリーグの連勝記録を15に伸ばし、アーセナルが保持していた「14」を塗り替えてついに単独トップに立った。
 
　壮絶なマンチェスター・ダービーを制した翌節の試合だっただけに、テンションを維持できるかが大きな課題だった。ただ、すべては杞憂に終わった。スウォンジー戦で披露したのは、今シーズンのベストに近いパフォーマンス。78％という驚異的なボール支配率、相手の７本に対して23本を放ったシュート数が示すように、文字通り相手を圧倒した。
 
　もはや焦点は、連勝記録がどこまで伸びるか。ただ、年末年始の過密日程を迎える前に、大きな山場を迎える。翌18節の相手が、４位のトッテナムなのだ。本拠地エティハドでのゲームとはいえ、一筋縄ではいかないだろう。
 
　いずれにしても、就任２年目のグアルディオラ監督率いるマンCが、歴史的なシーズンを送っているのは間違いない。そして今後、プレミアリーグのさまざまな記録を更新していく可能性がある。最後に、マンCの現在の成績と、更新の期待がかかる主なプレミアの記録を挙げておこう。
 
【マンCの成績】　※プレミア17節終了現在
勝点49　16勝１分け０敗／52得点・11失点（得失点差＋49）

ホーム成績
勝点22　７勝１分け０敗／28得点・６失点（得失点差＋22）

アウェー成績
勝点27　９勝０分け０敗／24得点・５失点（得失点差＋19）

 
【更新の期待がかかる主なプレミアの記録】
・１シーズンの最多勝利
30勝／チェルシー（16-17）

・１シーズンのホーム最多勝利
18勝／チェルシー（05-06）、マンU（10-11）、マンC（11-12）

・１シーズンのアウェー最多勝利
15勝／チェルシー（04-05）

・ホーム最多連勝
20勝／マンC（11年３月21日～12年３月５日）

・アウェー最多連勝
11勝／チェルシー（08年４月６日～08年12月７日）

・１シーズンの最多得点
103ゴール／チェルシー（09-10）

・１シーズンの最多得失点差
71／チェルシー（09-10）