ミスをすれば即ピンチ。ミスがなくても隙を突いて好機へ――。

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試合後は長い時間、両チームの選手が互いの労をねぎらい合った。グアルディオラ監督はCBキンミッヒを強く抱擁するも、その前には激しい口調とゼスチャーで説教(?)。 (C) Getty Images
前節で首位バイエルンがマインツに敗れたことにより、風雲急を告げるブンデスリーガの覇権争い。3月5日(現地時間)、2位ドルトムントが首位チームをホームに迎えて大一番に臨んだが、試合はスコアレスドローに終わった。
試合は、首位決戦ということもあり、ハイレベルなものとなった。能力の高い個々が組織のなかで機能。常に厳しいプレッシャーを受けながらも、攻撃では積極性を失わず、効果的なプレーで試合を引き締めた。
ホームのドルトムントは、勝点差を2に縮めるべく、序盤から果敢にゴールを狙い、バイタルエリアにも再三入り込んでロイスやオーバメヤンらがシュートチャンスを得る。対するバイエルンは、本職でないアラバと若いキンミッヒがCBコンビを組んで、これをブロックし続けた。
バイエルンとしても、ここで勝点差を広げて今後の優勝争いを楽にしたかったはず。得点を奪うべく、シャビ・アロンソ、ビダルが多くにボールに触れ、D・コスタが良質のクロスを上げ、レバンドフスキ、ミュラー、ロッベンらがゴールを狙い続けた。
一瞬でもミスをしたら即ピンチになるという緊張感のある戦い。もっとも、ミスをしなくても、わずかな隙を突いて両チームはチャンスを作り、フィニッシュに結びつけた。
そんななか、この試合で最大の得点機は27分に訪れた。カウンターからロッベンのパスを受けたD・コスタが抜け出し、GKビュルキと1対1に。しかし、この戦いは後者が勝ち、バイエルンは絶好のチャンスを逸した。
後半開始から間もなく、今度はオーバメヤンが抜け出してGKノイアーと対峙するも、やはり世界一の守護神の守りは堅く、ドルトムントは先制点を挙げることができない。
ともに高度なボールの奪い合い、攻め合いを見せる試合は、終盤戦に入る頃にはバイエルンがボールを持つ時間帯が長くなり、何度もボールがドルトムントゴールの前を飛び交う。63分には、CKから競り合いでこぼれたボールをビダルが詰めるも、ボールはGKの腕を経てクロスバーを叩いた。
対するドルトムントは時折、効果的な攻撃を見せる。そんななかで87分、オーバメヤンの右からのクロスをフリーのラモスが枠外に外したのは、何とももったいなかった。
終盤にシャビ・アロンソが足を攣らせて途中交代するなど、選手が持てる全てを出し切った試合は、0-0で終了した。
両チームの勝点差は変わらず、バイエルンが4連覇に向けて前進したと言えるが、ドルトムントがこの日のようなプレーを今後も続けられるなら、少なくとも過去3シーズンのようなバイエルンの早期の優勝決定はないだろう。
試合は、首位決戦ということもあり、ハイレベルなものとなった。能力の高い個々が組織のなかで機能。常に厳しいプレッシャーを受けながらも、攻撃では積極性を失わず、効果的なプレーで試合を引き締めた。
ホームのドルトムントは、勝点差を2に縮めるべく、序盤から果敢にゴールを狙い、バイタルエリアにも再三入り込んでロイスやオーバメヤンらがシュートチャンスを得る。対するバイエルンは、本職でないアラバと若いキンミッヒがCBコンビを組んで、これをブロックし続けた。
バイエルンとしても、ここで勝点差を広げて今後の優勝争いを楽にしたかったはず。得点を奪うべく、シャビ・アロンソ、ビダルが多くにボールに触れ、D・コスタが良質のクロスを上げ、レバンドフスキ、ミュラー、ロッベンらがゴールを狙い続けた。
一瞬でもミスをしたら即ピンチになるという緊張感のある戦い。もっとも、ミスをしなくても、わずかな隙を突いて両チームはチャンスを作り、フィニッシュに結びつけた。
そんななか、この試合で最大の得点機は27分に訪れた。カウンターからロッベンのパスを受けたD・コスタが抜け出し、GKビュルキと1対1に。しかし、この戦いは後者が勝ち、バイエルンは絶好のチャンスを逸した。
後半開始から間もなく、今度はオーバメヤンが抜け出してGKノイアーと対峙するも、やはり世界一の守護神の守りは堅く、ドルトムントは先制点を挙げることができない。
ともに高度なボールの奪い合い、攻め合いを見せる試合は、終盤戦に入る頃にはバイエルンがボールを持つ時間帯が長くなり、何度もボールがドルトムントゴールの前を飛び交う。63分には、CKから競り合いでこぼれたボールをビダルが詰めるも、ボールはGKの腕を経てクロスバーを叩いた。
対するドルトムントは時折、効果的な攻撃を見せる。そんななかで87分、オーバメヤンの右からのクロスをフリーのラモスが枠外に外したのは、何とももったいなかった。
終盤にシャビ・アロンソが足を攣らせて途中交代するなど、選手が持てる全てを出し切った試合は、0-0で終了した。
両チームの勝点差は変わらず、バイエルンが4連覇に向けて前進したと言えるが、ドルトムントがこの日のようなプレーを今後も続けられるなら、少なくとも過去3シーズンのようなバイエルンの早期の優勝決定はないだろう。